負担にならない!正確な評価へ!学習評価補助簿を活用しよう

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学習評価補助簿の工夫と活用のポイントについて解説します。

執筆/福岡県公立小学校教諭・村上暢崇

学習評価補助簿の工夫と活用

評価と改善のサイクル

教師は、日々の授業のもとで児童の学習状況を評価し、その結果を児童の学習や教師による指導の改善に生かしていきます。

評価と改善のサイクル

子供たちの学習状況を「日常的」に把握(記録)するためのポイント

日付を明確に記し、同じ観点について、毎日一定の量を記録していきます。

学習状況の記録

この方法を用いると、子供の成長の様子(変容)がよくわかります。いつ、どのタイミングで成長したのかが把握できます。

また、教師にとっては、いつの、どの指導が効果的だったのかを知ることにもつながります。

日常的に学習状況を把握(記録)する際には、

  • 量にこだわらない
  • 同じ視点で見続ける
  • いつでもどこでも記録できるようにする

等も大切です。

子供たちの学習状況を「個別」に把握(記録)するためのポイント

児童の個人名に対して、学習状況を記録していきます。

個別に記録

この方法を用いると、個人の得意なことや不得意なこと、特性等がよくわかります。

また、教師にとっては、その子に対してどのような指導が効果的なのかを把握することにつながります。

個別に学習状況を把握(記録)する際には、

  • 一度に全員を把握しようとしない
  • 複数の情報から総合的に把握する
  • 時期を定めて定期的に把握する

等も大切です。

子供たちの学習状況を「具体的」に把握(記録)するためのポイント

児童に成長や変容が見られた際、児童が素晴らしい気づきや発見を行った際等に、付箋紙等に記録します。

記録している教師

この方法を用いると、いつ、誰に、どのような成長や変容があったかを正確に振り返ることができます。

1日や1週間など、ある程度のまとまった期間で付箋紙の整理を行います。蓄積された付箋紙の量に違いがある場合は、次の期間で意図的に付箋紙の量が少なかった児童の様子を把握(記録)します。

授業中に限らず、休み時間や給食時間等にも行うことができます。

注意! チェックと評価は違う

チェックの例

評価とは、「できた子」と「できていない子」、「わかった子」と「わかっていない子」を区別する行為ではありません。

「どの程度できているか」「できない理由は何か」「どうしたらできるようになるか」といった視点を持って子供たちの学習状況を把握(記録)するようにしましょう。

学習状況を正確に評価できたら、その場ですぐに次の指導を行うことができます。

個別に見取っている教師

指導と評価を一体的に繰り返す

指導と評価を一体的に繰り返す

指導と評価が一体的に繰り返されるイメージをしっかりと持ち、それらを「日常的に」「個別に」「具体的に」記録する方法を検討していきましょう。

イラスト/高橋正輝

『教育技術 小五小六』2020年9月号より

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