タブレットでひらがな入力に挑戦する授業|樋口綾香のGIGAスクールICT活用術⑫

Instagramでは1万人超えのフォロワーに支持され、多くの女性教師のロールモデルにもなっている樋口綾香先生による人気連載! 今回は、1年生がタブレットでのひらがな入力に挑戦する、楽しさいっぱいの授業を紹介します。
執筆/大阪府公立小学校教諭・樋口綾香

使用タブレット:iPad
使用アプリ:ロイロノート
ひらがな入力に挑戦しよう!
ひらがなをようやく習い終えた1年生。タブレットでも早速ひらがな入力に挑戦しました。
目次
ひらがな入力の仕方を知る
①テキストカードを出す。
左側の「テキスト」アイコンをタップして、テキストカードをつくります。
②「ここから文字を入力」と書いてあるマークをタップする。

③「キーボード」について知る。

1年生にも、いろいろな機能やボタンの名称を、できるだけ正確に教えるようにしています。
この授業までに、1年生に教えたボタンの名称や機能は、
- ホームボタン
- 電源ボタン
- ディスプレイ
- 内側カメラ
- 外側カメラ
- アプリ
- アイコン
- 指の使い方(タップ・ダブルタップ・長押し・ドラッグ・ピンチアウト・ピンチイン・スワイプ)
などです。
50音入力のキーボードは、初めから表示されるようにはなっていないため、あらかじめ設定する必要があります。
④(必要があれば)キーボードの縮小方法を知る。


大きなキーボードがディスプレイ上に表示されると、編集画面が小さくなるため、低学年の児童にとっては使いにくいかもしれません。
ひらがなの順を正確に覚えている子や、スマートフォンに慣れ親しんでいる子には、縮小したキーボードの表示の仕方や、フリック入力について教える時間をとってもよいでしょう。
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お題に応じて、ひらがなを入力する
①「自分の名前」(1枚目)を入力する。

②「瞬間移動ボタン」と説明し、文字列の配置を変えられることを知る。


③「縦書きボタン」を知る。

④同じ要領で、2枚目は「好きな食べ物」、3枚目は、「たからもの」をひらがなで入力する。
各自、2枚のカードをつくり、それぞれ自分の「好きな食べ物」と「たからもの」をひらがなで入力します。
⑤5分程度、絵を描く時間をとる。
つくったカードに、絵を描き加えます。

