朝の会・帰りの会・日直を自発的な活動にするポイント
一人ひとりが自分たちの学級をよりよくしていこうと考えることを大切にした朝の会・帰りの会・日直の活動のポイントについて解説します。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・西田あすか

目次
気付きや経験を大切にした毎日の仕事
入学後は、各学校の指導計画を通して、子供たちが経験してきたことを生かした活動に取り組んでいきましょう。学校生活に慣れてきたら、はじめの1か月をふり返る時間を取りましょう。
そして、子供の思いを大切にしながら、朝の会や帰りの会の内容を決めていきます。朝の会や帰りの会では、自発的な活動を大切にしていきます。例えば、「みんなに伝えたいことがあるよ」という意見が出た「みんなからのお知らせ」を内容に加えていくとよいでしょう。一人ひとりが自分たちの学級をよりよくしていこうと考えることを大切にします。
あいさつや返事のしかたなどは、朝の会や帰りの会に限らず、学校生活全般にも関わってくることです。年間を通して継続して指導ができるようにします。二年生では、一年生での経験を生かして、さらに創意工夫した内容にしていきましょう。

朝の健康観察で「聞く態度」を育てる
健康観察では、一人ひとり呼名をされたら、自分の健康状態を伝えることと同時に、友達の話を聞く態度を育てたいものです。また、慣れてきたら、お題を設定して一言加えたり、子供同士で相互指名を行ったりなどの工夫をしていくと、互いのことを知る時間にもなります。
最後は、全員で担任の教師の名前を呼び、健康観察を習慣化するのもよいでしょう。