子供たちが積極的に発表したくなる5つの工夫【動画】

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東京都公立小学校教諭

佐々木陽子

クラスで子供に発表してもらうとき、恥ずかしがってモジモジしたり、うまく発表できなかったりすることもありますよね。そんなとき、ちょっとした工夫で、積極的に上手に発表できるようになります。今回は、子供たちの意欲的な発表を後押しする工夫について、佐々木陽子先生が紹介します。

1.「キラキラマイク」を用意する

「キラキラマイク」を用意しましょう。

このマイクがあるだけで、子供たちは発表したくてたまらなくなります!

100円ショップで購入できるマイク(のおもちゃ)にキラキラのテープを巻きつけただけで、豪華なマイクになります。

100円ショップで購入のマイクにキラキラのテープを巻きつけただけ

2.「指差し棒」を用意する

「指差し棒」も用意しましょう。

下の写真は私のクラスの猫のマスコットキャラクター『ニャーニャ』の手です。

この指差し棒があるだけで、子供たちは発表したくて、内容よりもこの棒を使うことに必死になって、前に出て発表してくれます。

内容よりもこの棒を使うことに必死

3. 話を区切る

これは発表時の工夫ですが、話を区切ってあげましょう。

子供のペースに任せておくと、ダラダラと説明してしまいます。自分だけでは難しいのですが、必ずそこには聞き手がいることを意識させましょう。

担任が話をその都度ストップさせ、わかりやすく説明するためには文章を短く区切って話す、ということを意識させてください。

聞き手がいることを意識させる

4. 先生の立ち位置を工夫する

これも発表時の工夫ですが、発表者は必ずといっていいほど、担任の先生を意識して話そうとします。なので、目線や体の向きがどうしても先生の方に向いてしまいます。

私も、つい発表者の横に立ってアドバイスしてしまい、隣同士、横で話が完結してしまって、せっかくの発表が2人だけのものになってしまうことがあります。

そうならないように、発表者が黒板の前に立って話すときには、横に立たずに教室の後ろ=発表を聞いているクラスの子供たちの後ろに立ってあげてください。そうすると、発表者も教室全体を見渡して話ができるようになります。

必ず先生は教室のうしろに立ってあげる!

5. 「お助けマン」をつくる

そして、「お助けマン」をつくりましょう!

発表時に前に出て来たのはいいけれど、考えていたことを忘れてしまったり、恥ずかしくなったりして、言葉が出なくなってしまう子が出てきます。

そうしたときに、「お助けマン」として、お友達が代わって発表してくれる、というシステムを作っておけば、子供たちも安心して発表できるようになります。

安心して発表できる!

これでクラスも『発表の嵐』です! ぜひ取り組んでみてください!


いかがでしたか? 子供たちが使ってみたくなるアイテムや、どの子も上手に発表できるような先生と友達からのサポートシステムがあれば、気負わず前に出られそうです。そうして楽しく発表するうちにプレゼンテーション力も身に付きそうですね! みなさんのクラスでも「5つの工夫」を取り入れてみませんか?


佐々木陽子先生
佐々木陽子先生

小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。

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