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いつもの風景の中には、学びにつながるタネがいっぱい!【地域と生活の科学~見つけよう!探究学習の種~#1】

四天王寺大学教育学部准教授

仲野 純章
地域と生活の科学~見つけよう!探究学習の種 バナー

毎日通っている道、愛用している身近な道具、窓から見える街や森の様子。そうした何気ない風景の中には、私たちが思っている以上に多くの「科学」が息づいています。これからの連載では、地域や生活の中にある身近な風景を、少しだけ立ち止まって見直していきます。

近年、学校教育においては、地域や社会と連携した学びの重要性がこれまで以上に強く求められています。地域に存在する人・もの・ことといった教育資源をいかに教育活動に取り入れていくかは、多くの学校に共通する課題でしょう。また、教科横断的・分野横断的な視点をもった探究的な学びをいかに実現するかも、学校教育全体の大きなテーマとなっています。

こうした背景のもと、地域や生活に目を向け、そこに潜む科学的な視点を掘り起こしていくことには、理科のみならず、さまざまな学びへとつながる可能性があると考えています。

執筆/四天王寺大学教育学部准教授・仲野純章

地域や生活の中には、科学があふれている

私たちを取り巻く地域や生活の中には、実にさまざまな科学があふれています。たとえば、石と木を触ったときに感じる冷たさの違い、夕方になると目立ってくる街のあかり、草むらに生えている草の様子。普段は特に意識しない場面でも、探してみれば、実にいろいろな科学的なものがあります。また、身の回りのさまざまなものを科学的に把握したり、表現したりすることもできます。

連載では、都市・自然・産業といった切り口から、こうした地域や生活の中に潜む「科学」を、折に触れてトピックス的に取り上げていきます。また、身の回りのさまざまなものをどう科学的に捉え、表していくのかといった点についても考えていきたいと思います。

便利さの裏側にも、目を向けてみる

科学は、私たちの暮らしを便利で豊かなものにしてきました。一方で、その発展の過程では、自然環境への影響や公害、事故といった問題が生じてきたことも事実です。

たとえば理科教育では、科学の面白さや素晴らしさが前面に出やすい傾向がありますが、同時に、そうした「影」の部分に目を向けることも重要となります。連載では、科学の魅力を伝えることを大切にしながら、時には、社会的な課題などについても触れる予定です。

まとめ:いつもの風景に、少し立ち止まって目を向ける

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