年末の指導と冬休みのしおりづくり【やき先生のとっておき学級経営の実践ノート】⑧
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宮川八岐・元文部科学省視学官による人気の連載「やき先生のとっておき学級経営の実践ノート」です。今回のテーマは、「年末の指導と冬休みのしおりづくり」。年末の指導や、児童が冬休み中の生活・学習・運動などの自分なりの目標を自己決定できるようにした冬休みのしおりづくりの実践例・アイデアなどを紹介していただきます。
執筆/元文部科学省視学官・宮川八岐

目次
12月の学級経営
そろそろ年末の見通しをもって学級経営を考える時季です。しかも、12月になると新年のスタートの学級経営も考えなければなりません。そこで今回の特集は、「12月の学級経営」と題して、年末の学級経営の課題と冬休みの生活や学習に関わる指導についての実践を紹介します。
特に、12月には「冬休みのしおり」をもとにした、家庭における計画的な生活の指導をされると思います。本連載④の「もうすぐ夏休み」の冬休み版というスタイルでまとめました。
「12月の学級経営の見通し」の意義と課題
年末・年始は、2学期の終わりと3学期の始まりのときでもあります。社会生活の面でも学校生活の面でも区切りとなるときであり、忙しくもなることから、児童にとっても教師にとっても早めから見通しをもち、計画を立てる必要があります。その意味で、「12月の学級経営」とはいうものの、実際には児童にも呼びかけ、11月中・下旬頃から児童と共に見通しを立てることが大切になります。

