始業前・帰宅前の30分をどう使う?<中高教員の実務>
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学級内・学校内を歩いてみて何か変わったことがないか気を配ることが大切です。また、登校してくる生徒も昨日と変わったところがないかよく見ておきましょう。
編著/小泉博明・宮崎 猛
【特集】中学校・高校教師 実務のすべて#44
朝が苦手なので、出勤時はいつもバタバタに。ほかの先生たちのように、私ももっと早めに出勤したほうがいいのかしら……?
始業前・帰宅前のひとときは、その日の活動の準備と締めくくりの意味でとても重要です。とくに朝は少し早めの出勤を心がけて、余裕のある一日のスタートを切りたいものです。
目次
校内の見回りで課題が見えることも
生徒が登校してくる前の時間や、生徒が下校したあとの時間に教室・廊下などを見て回ることは、清掃・戸締まり状況の確認という意味以上に、実は大事なことです。
廊下に落ちているゴミや掲示物の状況など、ちょっとしたところに学級や学年の課題が潜んでいたりするものです。多忙な中にあっても時間に余裕をもって仕事をこなしていくことを心がけ、始業前・帰宅前にはぜひ学校内を歩いてみましょう。
デキる教師の過ごし方
始業前30分
1.学級内をのぞく
生徒によっては、かなり早くから登校しているケースもあります。もしかしたら、家にいたくないのかもしれません。また、昨日の帰りには異常がなかったはずの掲示物がいたずらされていたり、ゴミが落ちていたりすることも……。あわただしい中でなく、余裕をもって教室を眺めると、いろいろな問題点が発見できます。
また、朝の会での連絡事項が多いときには、あらかじめ黒板に要点などを書いておくのも大事です。

2.学校内を歩いてみる
本来、学校内の安全点検は副校長・教頭の職務ですが、生徒が事故を起こさないように、学校全体、学年全体で常に安全に気を配ることが大事です。
朝に見てみたら器物が破損していた、というようなこともあります。とくにトイレなどは生徒の「たまり場」になりやすいところですので、破損が多いもの。そのような状況を見付けたら、すぐに管理職に報告しましょう。
3.登校してくる生徒の顔を見る
毎日、生徒が元気に登校してくれれば安心ですが、体調不良や友人関係のトラブル、家庭の問題、学業不振など、様々な悩みを抱えて登校してくる生徒が多いのも現実です。学校によっては朝の職員の打ち合わせもあると思いますが、教室に入る前にそのような生徒にひと声かけると、生徒もホッと安心できるはずです。
4.余裕をもったスケジューリングをする
仕事はやはり朝が勝負です。ギリギリであわただしく一日が始まってしまうと、その日中、何かに追われてすぎていくものです。今日一日、何をすべきかをじっくり考え、段取りよく職務を遂行していきましょう。
とくに、行事や分掌の担当で、書類仕事が多くなるときなどはなおさらです。余裕をもって一日のスケジュールを組みましょう。

帰宅前30分
イラスト/タバタノリコ・畠山きょうこ
