• 勉強マーク小学館ロゴ
  • facebookアイコン
  • twitterアイコン

一年生の担任が決まってから入学式後1週間まで「することリスト」

2020/3/26

一年生担任の年度はじめは、やることがいっぱい。それでも優先順位をつけて計画的に進めていけば、滞りなくスタ―トが切れます。一年生担任のベテラン・南惠介先生に一年生担任としての準備について解説していただきました。

執筆/岡山県公立小学校・南惠介

新一年生のクラスイメージ写真
撮影/浅原孝子

入学式当日を中心に考えよう

優先順位の一番は、やはり入学式。

・教室はどうなっているとよいですか?
・教室には何があったらよいですか?
・先生と子ども、保護者はどう動きますか?
・入学式はどのように行いますか?
・入学式前後の動きはどうなっていますか?

お勧めするのは、「細案」をつくることです。時間と照らし合わせ、会場や教室を見たり、実際に動いたりしながら、細案を作りましょう。

入学式当日の細案の例
入学式当日の細案の例
(クリックすると別ウィンドウで開きます)

初日~最初の1週間を具体的にイメージする

初日に何をするか。そして、1週間、どんなことをするかを具体的に考えておきましょう。勉強はもちろん大切ですが、一年生にとっては「生活する場所」という意識を担任はより強く持っているべきです。朝から帰るまでの「学校での生活」で、何を確認し、教えていくのかをイメージしておきましょう。

もちろん授業をどうするかも大切です。一年生の子どもたちは口をそろえて「はやく勉強したい」と言います。その期待に少しでも応えられるように、楽しく、ためになる授業を考えておきましょう。

また、何がどこにあるのかを示すのは、案外大切なことです。教室の中だけでなく、子どもたちが動く範囲で、「この部屋は何の部屋なのか」を掲示しておくとよいでしょう。

教室の外や、トイレはよく目立たせる工夫があるとよいでしょう。クラスがいくつかある場合は、いぬ、ねこ、うさぎなど動物のマークで示すと自分のクラスがわかりやすくなります。下駄箱なども同じマークを使うと、子どもたちはよりわかりやすくなります。

動物のマークのあるドアのイラスト

「使えるもの」は使おう

さまざまなものを全て自分で準備するのは、とても大変です。それまで使っていたもので、使えるものは使わせてもらいましょう。特に、最初の学級通信は例年同じ「連絡事項」が中心となるはずです。データをもらい、それを加工して使うようにします。

一年担任、ちょっとひと工夫

さて、一年生担任の段取りを大まかに紹介しましたが、子どもたちと保護者をほっこりさせる工夫を紹介します。準備をしておくと、クラスがあたたかな雰囲気になります。

一年生担任の準備一覧表
クリックすると別ウィンドウで開きます

①カレンダーにひと工夫

教室に掲示するカレンダーに○と名前を書いておきます。その子の誕生日です。

②準備するものにひと工夫

心がほっこりする準備物が二つあります。「絆創膏」は、1年間でたくさん使うでしょう。怪我をした子には、その場で「大丈夫だよ」と言いながら貼ることで、子どもはほっとします。怪我もしていないのに、「絆創膏を貼って」という子がいたら、貼ってあげましょう。もしかしたら、心に絆創膏を貼ってほしいのかもしれません。

また、リボンも用意しておくと何かと使えます。例えば、乳歯が抜けたらそれをティッシュでくるんで、リボンをかけてやります。「お家の人に教えてあげてね」と言って渡します。

同僚を頼りにしよう

一年生は特別な学年で、たくさんの本に「整理された形」で実践が紹介されています。

見通しをもったり、いろいろな実践を知ることはとても有益なのです。しかし、「隣の先生」を頼りにすることは、もっと大切です。たくさん話をし、頼りにしてください。そうすることで、その方は1年間、なんらかの形で気にかけてアドバイスや面白いネタなどを教えてくださるでしょう。

『小一教育技術』2016年4月号より

★小学館『みんなの教育技術』Webサイトでは小学校の先生に役立つ情報を毎日発信中★ぜひお気に入り登録して最新記事をチェックしてください!
↓↓↓
『みんなの教育技術』トップへ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

関連する記事

『クラス運営のヒント』の記事一覧

小学生が座ったまま行えるレクまとめ【新型コロナ対策】

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から子どもたちの密接な交流を避けながらも、学級内で楽しい雰囲気を作れる「自分の席に座ったままでも楽しめる」学級レクをまとめま…

ストレス
学校再開時の子どものストレスと受け止め方【新型コロナ対策】

地域差はあるものの、さまざまな形で小学校も学校再開となっています。子ども達が休校期間中に受けた不安やストレスと教師はどう向き合い対処していく必要があるのか、児童…

話合い活動「文殊の知恵」で自主性・協調性・寛容性を育む!

将来、社会で生きる力につなげたいという思いから生まれた特別活動「文殊の知恵」。学級会で折り合いをつける話合いを通して、自主的、実践的な子供の育成を目指します。平…

新学期の準備は大丈夫?チェックリストで確認しよう

新学期のスタートに向けて、計画的に準備を進めていきましょう! 頭の中で考えるだけでなく、やるべきことをリストアップしておけば、安心して新学期をスタートできますね…

スーパー保育士×小学校長対談「ポジティブな言葉と笑顔を教室にあふれさせよう」

新採教員であっても、子どもたちの前に笑顔で立つことと、一人一人をできるだけほめる努力をすることは可能です。「笑育」を掲げて実践を重ねる俵原正仁校長と、元保育士の…

最初の挨拶で保護者の信頼を勝ち取るには話題を2つに絞るべし

いよいよ新年度。若い先生が特に緊張してしまうのが、保護者への挨拶ではないでしょうか。伝えたい思いはたくさんあるのに、あれもこれも伝えようとして結局何も伝わらなか…

「気になる子は前列」をやめてみる!席替えの活用法

学校の先生をしていると悩むことの一つに「席替え」があるのではないでしょうか。毎月のように席替えをするクラスもあれば、学期に一回だけのクラスもあります。今年度は特…

菊池省三の教師力UP道場:子どもの自主性を育てる「選択肢設定力」って?

菊池省三先生が伝説の授業の達人(鳥?)であるフクロウのショーゾー先生となって、 ラビ子、ツネ夫、タヌ吉の3人、いえ3匹の教師のタマゴたちに「生きた授業技術」を伝…

朝の会と帰りの会のアイディア15【♯三行教育技術】

朝の会と帰りの会は、短い時間ではありますが、クラスの色合いが色濃く出る貴重な時間。この時間をどう使うかのアイディアを、三行教育技術のツイートから集めてみました。…

春休み中のトラブル対応、どうする?【5年3組学級経営物語プロローグ2】

通称「トライだ先生」こと、2年目教師・渡来勉先生の学級経営ストーリー。
渡来先生は、4年から持ち上がりで5年の担任に。ところが、チーム4年としていっしょに学年…

もっと見る