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生徒が落ち着いて学べる教室環境をつくる!<中高教員の実務>

連載
中高教員の実務

創価大学大学院教職研究科教授

宮崎 猛

文京学院大学名誉教授

小泉博明

生徒たちが主体的に行動したり、落ち着いて学んだりできる学習環境をつくっていくことが大事です。整理整頓や掲示物などに工夫を凝らしてみましょう。

編著/小泉博明・宮崎 猛

【特集】中学校・高校教師 実務のすべて#13

整理整頓が苦手な生徒たち。授業中に落ち着きがないのも、この雑然とした教室環境のせいなのかしら……?

担任として、教室の環境整備には配慮したいものです。雑然とした雰囲気の中では、教育効果も発揮されません。いつも整理整頓されて掲示物も見やすい、そんな環境を心がけましょう。

見やすく、分かりやすい掲示の工夫

駅などの道案内と同じく、分かりやすい掲示は、生徒が主体的に行動するための手助けとなり、担任にあれこれ聞く必要もなくなります。生徒が自分で考えて行動できるような、見やすく、分かりやすい掲示物や掲示方法を工夫してみましょう。

近年、ユニバーサルデザインの観点から掲示物は前に貼らないよう配慮している学校が増えています。地域や学校によっては、これまでと変わらず掲示の工夫がなされています。

日直の仕事

日直の仕事は短冊にするといいでしょう。終わったら裏返すようにします。

掃除当番

掃除場所と分担を決めておくと、スムーズに仕事ができます。

給食当番

中学校では給食があります。当番表・エプロン表などを分かりやすく掲示しましょう。

委員や係

委員や係ごとにメンバーと仕事の内容を書いたり、連絡事項を貼ったりします。

教室内の掲示イメージ

イラスト/タバタノリコ・畠山きょうこ

フッターです。