初日の菓子折りは必要?何がいい?異動先の小学校で馴染む工夫
教職員の異動がある春。初日の菓子折りや職員室での名前の覚え方など、ちょっとしたお悩みを解決する知恵を、東京都公立小学校主任教諭の佐々木陽子先生に教えていただきました。異動先の小学校でのスタートをスムーズにするためにも、初めて異動される先生は必見です!
目次
持っていった菓子折りが、同じ異動者とかぶった !
職員数が多い場合、手頃な値段で個数が多く入っている定番のお菓子を選ぶと、かぶってしまうことがあります。なんだか気まずいですよね。
そうならないように、前任校の地域にしかないお菓子を探してみましょう。会話のきっかけづくりにもなるかも。
★工夫その1★
菓子折りは、前任校の地域ならではのお菓子を選ぶ!
1か月経っても職員の顔と名前が覚えられない!
職員数が多いと、よくあることです。職員会議で司会を担当するときに、手を挙げている先生の名前が出てこなくて当てることができず、申し訳ないことに…など、困りものです。
職員室の座席表を、机上の見えるところに貼っておくと覚えやすいですよ。
★工夫その2★
職員の名前を覚えるには、机に職員室の座席表を貼る!
電話に出るときに前の学校名を名乗ってしまう!
異動したてのうちは、無意識に出てしまうものです。慣れって怖いですね。
新しい学校名を連呼して、体に染み込ませましょう!
★工夫その3★
新しい学校名を連呼して早く慣れる!
学校内で迷子になってしまう!
大規模校だと、校舎が広くて迷ってしまうことがあります。逆に、狭くても校舎の作りがややこしかったり。
自分の方向感覚に自信の無い方は、自分の教室から職員室までのルートで、目印になるものを見付けておくようにしましょう!
★工夫その4★
自分の教室から職員室までのルートで、目印を見付ける!
パソコンや印刷機などを使いこなせない!
パソコンや印刷機などの電子機器は、今まで使用してきたものとメーカーが違うだけで操作方法や取り扱いに手こずってしまうものです。
忙しい中、周囲の先生に何度も教えてもらうのは申し訳ないので、聞いたことは都度メモをして覚えるようにしましょう!
★工夫その5★
印刷機などの操作方法は、都度メモをして覚える!
小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。
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『教育技術 小五小六』2019年4月号より