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保護者会のネタに!カリスマ教師ぬまっち流のアイデア

国立大学法人東京学芸大学附属世田谷小学校教諭

沼田晶弘

保護者会のネタって悩みますよね…。子どものやる気をグングン引き出すカリスマ教師「ぬまっち」こと、沼田晶弘先生が、低学年の自主性を育む実践を紹介。今回は、自己評価と他者評価のギャップを使った、保護者も子どもも幸せになる保護者会のアイデアを紹介します!!

イラストAC

学年末の振り返りは、自己&他者による「価値付け」

年度末は、学習・生活面の両方で一年間を振り返り、来年度に向けて前向きな気持ちを盛り上げていきたいものです。

ボクが一年間の振り返りをする時には、子どもたちができるようになったことを、自分たちだけでなく、他者にもきちんと価値付けしてもらいたいと思っています。そのほうが自分で気づかないうちに身に付いていた力や成長した点に気が付き、さらに、他者は自分のどんな点に注目し、認めてくれたのか、他者の視点に目を向けるきっかけになるからです。

そこで三学期に、保護者会の直前の授業で、子どもたちと一年間を振り返る活動をしてみました。

まず、子どもたちに自分がこの一年間でできるようになったことや、成長したと思うことを発表してもらい、黒板の左側に書き出しました。そして、その日の午後の保護者会で、保護者の皆さんにその板書を見てもらいました。

保護者は子どもたちのコメントを見て、「あれはうちの子だわ」「こんなこと書いている!」と大盛り上がり。さらに保護者からも、自分の子どもが一年間で成長したと思うことを一人ずつ発表してもらい、黒板の右側に書き出しました。

翌日、子どもたちにその板書を見せてみました。子どもたちも「あれはうちのお母さんだ!」「僕のできるようになったことと全然違うよ~」と、喜んだり、がっかりしたり、大騒ぎになりました。

他者との評価のギャップをつなぎ、期待を膨らませる

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