保護者も納得!ロジカルな成績処理のための3つのポイント
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学校の仕事が最も忙しいのは間違いなく「成績処理」の時期です。児童も保護者も成績には一喜一憂することを考えれば、簡単には決められないことはよくわかります。今回は、そんな成績の付け方について意識すべきところを考えます。
執筆/大阪府公立小学校教諭・浅野学

目次
客観的な評価を!―保護者に説明ができるように
まず必ず意識して欲しいことは、「保護者にその成績について理由を尋ねられれば、客観的な資料を含めて提示し納得してもらえる説明ができるのか」という点です。
10教科近くの評価をするわけなので、どうしても主観が入ってしまう点はあるでしょう。しかし、まったくの主観のみで成績が決められていると保護者が感じてしまえば、それは学校教育への不信感にも繋がりかねません。
多くの保護者は学校教育に対してある程度の信頼をしてくれているので、成績処理の情報開示を求められることはほとんど無いと思います。しかし、そこに甘えて主観的な評価をしていてはダメだということです。そのために普段から意識しておくべき点は次の3つです。