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学級じまい:児童の主体性を育む思い出づくりのアイデア4選

佐賀県公立小学校教諭

小倉美佐枝

子供たちから出た「やりたいこと」を叶えるべく、六年生につなげる思い出づくりの実例4選をご紹介します。三学期が終わればいよいよ最上級生。最高のエンディングも自分たちで企画・計画し、どんどん取り組ませたいものですね!

執筆/佐賀県公立小学校教諭・小倉美佐枝

イラストAC

実践1 三学期にやりたいことベスト10

一年の中で一番短い三学期。インフルエンザが流行したり、卒業式練習が始まったりすると、学級(教室)で過ごすことのできる時間はとても少ないですよね。その短い時間の中で、忙しくなるほどの「やりたいこと」を計画し、夢を叶えることで、思い出づくりをしました。

やりたいことベスト10

まず、学級全員に、「三学期に5の○みんなでやりたいことを叶えようプロジェクト」として、アンケートを取ります。その結果を集計して、全員にお知らせします。時間、場、道具などを考え、ベスト10の中から実行可能な順位をつけ、叶えていきました。

実践2 あなたが主役!カウントダウンカレンダー&運命の手紙

カウントダウンカレンダー

学級の人数と同じ日数を数え、一人1日を担当します。真っ白の画用紙に「日付」「曜日」「残り日数」「名前」「学級のみんなへのメッセージ」を書きます。そのほかは自由にイラストを描いたり、思い出の写真を貼ったりしてOKです。

自分がカレンダーを書いた日は「今日の主役」です。朝の会で、自己紹介をし、学級のみんなへ直接メッセージを話します。思いの丈を手紙に書いて読み出す子がいたり、一年の中で印象に残っている出来事を話したりする子がいます。そして、帰りの会では、「今日の主役」の子供に向けて、「運命の人」から、お手紙を読んでもらいます。

この「運命の人」は、事前にくじで決めておきます。誰が誰に手紙を書くかは、もちろん他の人には秘密です。当日までに手紙を書いて準備をしておきます。書くのが苦手な子には、事前にアドバイスをしておきます。

「今日の主役」や「運命の人」の子供の話を聞くと、教師が知らなかった出来事や子供同士だからこそ感じられる思い出に触れることができます。笑いあり、涙ありの毎日になります。

実践3 スペシャルランチデー

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