小5らくらくUnit 2「Happy birthday!」⑥【モトヨシ先生のNEWスライドde外国語】

連載
モトヨシ先生のスライドde外国語(活動)~パワポで楽しくらくらくICT授業
モトヨシ先生のNEWスライドde外国語

パワーポイント教材を映すだけで授業を進められる「モトヨシ先生のNEWスライドde外国語」。2024年度の教科書改訂に合わせて、パワーポイント教材をリニューアル。

今回は、NEW HORIZON Elementary English Course 5 Unit 2「Happy birthday! ~誕生日やほしいものを伝え合おう~」第6時(ペアで誕生日とほしいものをたずね合い、バースデーカードを作って友達に渡そう。)の授業案です。本好利彰先生が作成したパワーポイント(スライド)教材1つで、外国語の授業をらくらくクオリティアップ!

執筆/福島県公立小学校教諭・本好利彰
監修/拓殖大学教授・居村啓子

スライドは学級の実態に合わせて修正して使いましょう

小学5年生の「NEW HORIZON Elementary English Course 5」のUnit 2「Happy birthday! ~誕生日やほしいものを伝え合おう~」全8時の6時目の授業の流れです。本時も、私が作成したパワーポイント(スライド)を使った授業を紹介します。学級の実態に合わせて修正し活用してください。

パワーポイント(スライド)を使った授業の進め方

この記事の最後で、パワーポイントのファイルをダウンロードできるようになっています。必要な教師の発話やイラスト、音源などを挿入してあり、この資料を使うことで1時間の授業を行うことができるように作成してあります。このスライドを活用して、クリックしながら授業を進めてみてください。
パワポダウンロードへボタン

  • クリックでスライドを進めるだけで、スムーズに授業を行えます。
  • デジタル教科書を使用する場合は、パワーポイントから切り替えてください。

目標と授業の流れ

○単元目標
自分のことを話したり、友達のことをよく知るために、誕生日やほしいものについて、聞き取ったり伝え合ったりすることができる。

○単元のゴール
誕生日やほしいものを伝え、友達にバースデーカードを送ろう!
○本時の目標
ペアで誕生日とほしいものをたずね合い、バースデーカードを作って友達に渡そう。

単元の評価規準(クリックすると各領域の評価規準が表示されます)

【聞くこと】
●知識・技能
〈知識〉
When is~? My birthday is~. What do you want for ~? I want ~. およびその関連語句などについて、理解している。
〈技能〉
誕生日やほしいものなどについて、聞き取る技能を身に付けている。
●思考・判断・表現
相手のことをよく知るために、誕生日やほしいものなどについて、短い話の概要を捉えている。
●主体的に学習に取り組む態度
相手のことをよく知るために、誕生日やほしいものなどについて、短い話の概要を捉えようとしている。
外国語の背景にある文化に対する理解を深めるために、日本在住の外国出身の人について、短い話の概要を捉えようとしている。

【読むこと】
●知識
アルファベットの活字体の大文字について、理解している。
●技能
アルファベットの活字体の大文字を識別したり、その名前を発音したりする技能を身に付けている。

【話すこと】
●知識・技能
〈知識〉
When is~? My birthday is~. What do you want for ~? I want ~.およびその関連語句などについて、理解している。
〈技能〉
When is~? My birthday is~. What do you want for ~? I want ~. およびその関連語句などを用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合う技能を身に付けている。
●思考・判断・表現
自分のことを伝え、相手のことをよく知るために、誕生日やほしいものなどについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合っている。
●主体的に学習に取り組む態度
自分のことを伝え、相手のことをよく知るために、誕生日やほしいものなどについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合おうとしている。
外国語の背景にある文化に対する理解を深めるために、誕生月について、簡単な語句や基本的な表現を用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合おうとしている。

【書くこと】
●知識・技能
〈知識〉
アルファベットの活字体の大文字について、理解している。
〈技能〉
アルファベットの活字体の大文字を書く技能を身に付けている。

本時の流れ(例)

  1. 挨拶
  2. 月の歌、月ボートゲーム
  3. 単元のゴール、本時のめあての確認
  4. 教科書 Enjoy Communication インタビュー
  5. バースデーカード作成
  6. バースデーカードを渡す
  7. 教科書 Sounds and Letters
  8. ふり返り

各活動の流れ

①挨拶

元気に明るく挨拶をして、児童に How are you? How’s the weather? などの質問をしてみましょう。

②月の歌、月ボードゲーム

本単元で歌っているので、1度歌う程度でよいと思います。詳しくはこちらのページを確認してください。
毎時行っている月ボードゲームも、短時間でウォームアップとして行いましょう。

月の歌
月ボードゲームLevel4・5
ワークシートは記事の最後でダウンロードできます
月ボードゲームLevel4・5

【ダウンロード】
月ボードゲームLevel4・Level5

(記事の最後でダウンロードできます。)

③単元のゴール、本時のめあての確認

1時目に確認した単元のゴール、そして本時のめあての確認を行いましょう。

単元の流れ
本時のめあて
パワーポイントは記事の最後でダウンロードできます

④教科書 Enjoy Communication インタビュー(P22)

前時に行ったインタビューをもう1度行います。バースデーカードを4名分作成すること、そのために4人の友達にインタビューすることを伝えます。前時は鉛筆で書かせたので、本時は赤鉛筆で記入させましょう。

今回のポイントは、前時にインタビューしていない児童に質問をすることです。児童の移動を前時とは逆方向にすると、インタビューをしていない友達に質問できると思います。

まずは、デジタル教科書の動画を再度視聴させます。本時に行うやり取りを確認することができ、学習の見通しを児童にもたせることができます。

インタビューワークシートの例
インタビューのやり取り
パワーポイントは記事の最後でダウンロードできます

児童はこれまでに誕生日やほしいもののやり取りの学習を積み上げてきました。本時は、相手意識をもって誕生日カードを作成する流れとなっています。誕生日カードは、4人のインタビューを終えて、自席に戻ってから作成させるようにしましょう。

カードを先に渡すと、インタビュー+バースデーカードの作成となり、児童によって時間差が大きくなってしまいます。インタビューとカード作成の活動を2つに分けて行うと、スムーズに行うことができるでしょう。

⑤バースデーカード作成

バースデーカードの作り方
バースデーカードのは4枚作る
パワーポイントは記事の最後でダウンロードできます

赤鉛筆で記入した情報をもとに、4枚のバースデーカードを作成します。スライドを活用して、カードの作成の仕方を説明しましょう。

イラストが苦手な児童は負担感を感じるなど個人差があると思います。イラストのところは、文字で記入してもよいことなどを伝えましょう。

バースデーカード

【ダウンロード】
バースデーカード

(記事の最後でダウンロードできます。)

⑥バースデーカードを渡す

バースデーカードを渡すときは、デジタル教科書の動画を再度視聴し、「どんな英語が聞こえたかな」と児童に聞いてみましょう。This is my present card for you. Here you are. の表現を使って、4人の友達にバースデーカードを渡すように伝えましょう。簡素ですが、友達が自分のために作ってくれたカードです。よい雰囲気で児童のやり取りの様子が見られると思います。

バースデーカードの渡し方
パワーポイントは記事の最後でダウンロードできます

バースデーカードを貼り付けるシートもダウンロードできるようにしてあるので、のりで貼ってファイルにしてとじておくとよいでしょう。

バースデーカード台紙に貼り込んだ例
ワークシートは記事の最後でダウンロードできます
バースデーカード台紙

【ダウンロード】
バースデーカード台紙

(記事の最後でダウンロードできます。)

⑦教科書 Sounds and Letters(P27)

Sounds and Lettersのページのアルファベットを書く練習です。この活動は、授業の終わりの2、3分程度で積み重ねて行っていくとよいでしょう。本時はu、v、wの3文字です。

sounds and letters uvwの画像
パワーポイントは記事の最後でダウンロードできます

⑧ふり返り

本時の学習の感想を全体で共有しましょう。1時目で言える月に○を付けた下段に、単元の学習を進めてきてどれくらい英語で言えるようになったか、再度○を付けて確認させると、児童自身が自己の成長を感じることができると思います。

第7~8時は Over the Horizon の学習内容を進めましょう。

ふり返りシートの記入例

※第7時、第8時の記事はありません。


居村啓子

居村啓子(いむらけいこ)
拓殖大学外国語学部英米語学科教授。言語学博士。児童図書出版社、児童英語教育機関勤務、立教大学異文化コミュニケーション学部助教、上智大学言語教育研究センター嘱託講師を経て現職。2020年よりNHKラジオ「小学生の基礎英語」講師を務める。研究テーマは「子どもの第二言語習得」、「フレーゾロジー」。

本好利彰

本好利彰(もとよしとしあき)
福島県公立小学校教諭。福島県小学校・中学校・千葉県小学校教諭を歴任。また地区外国語教育推進リーダーを務める。2018年より拓殖大学外国語学部で「小学校英語教育入門」を担当。2021年東京書籍アドバイザー。 2023年より東京書籍の会員制教育情報サイト「東書Eネット」にて実践事例、指導技術などを連載中。

パワーポイント(スライド)ダウンロード

5年Unit2-6パワーポイント(27スライド)、ワークシート(3点)

※ダウンロードデータのサンプルをご覧になりたい場合は、こちら記事にある無料ダウンロードを参考にしてください。

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構成/浅原孝子 イラスト/畠山きょうこ・やひろきよみ・横井智美  アニメーション/鶴岡信治 歌・チャンツ/本田有紀子

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