筑波大学附属大塚特別支援学校教諭が教える「すごい道具」
特別支援教育コーディネーターとして幼稚園や小・中学校を15年以上巡回し、1万以上のクラスを見てきた筑波大学附属大塚特別支援学校教諭 地域支援部長 安部博志先生が、通常学級でもルールの遵守や相互理解を促したい時に使える、おすすめアイテムを紹介してくれました!
目次
楽しくルールを守って、先生も子供もハッピー!
“メッセージ団扇(うちわ)”

子供たちが「自分の目で見て・頭で判断して・行動する」力を育むために、メッセージ団扇を活用しています。
「教室が静かにならない時」や「注目を集めたい時」など、教師がメッセージ団扇をそっと出します。子供たちには、団扇のメッセージに気付いたら、気付いていない子にサインで教えるというルールを前もって指示しておきます。全員の子供がメッセージ通りに行動できるまで、教師は指で時間をカウントします。子供たちに指示が行き渡ったら、「今日は9秒でできたね!」などと、ほめて幕を引きます。教師もイライラすることなく、子供も楽しく指示を守ることができます。

材料・・・不要になった団扇
作り方・・・表面にメッセージ、裏面にメッセージを表すイラストの紙を、形に沿って切って貼る。
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