単位カードじゃんけんで単位を知る力をアップ! <ダウンロードOKワークシート>福山憲市の時短学習のススメ⑰

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元山口県公立小学校教諭

福山憲市

今回は、「L」や「t」など単位が書かれたカードじゃんけんでの勝負です。単位カードを出し、じゃんけんに勝ったらカードをゲットできるという学習です。何度も単位を目にするので、子供たちは楽しみながら単位を覚え、身の回りの単位にも興味を示していきます。

福山憲市

執筆・イラスト/福山憲市
元山口県教員、響師・響志の会主宰、教師歴38年。学び集団ふくの会・ミスを活かす子供たちを育てる研究会主宰。『作文指導のネタ事典』『自主学習システム&ノート作成法』(明治図書出版)など著書多数。

単位に目を向けて身の回りの物から深く学ぶ

今回は、自然と身の回りの「単位」に目が行くようになるカード遊びです。

子供たちに、単位カードを配ります。この単位カードを使って、じゃんけん勝負をします。勝ったら、相手のカードをゲットします。

制限時間は、1試合3分です。3分間勝負で、カードが多いほうが勝ちです。対戦は、1対1ですることもありますが、多いときは4人ですることもあります。何度も単位カードじゃんけんをすることで、自然と「単位」を覚えていきます。

対戦が終わったら、子供たち全員に聞きます。

「L」って、何の単位?
「a」って、何の単位?

もちろん、子供同士教え合ってもよいです。

制限時間は5秒です。5秒以内に立つことができたら合格です。どの子もさっと教え合うので、全員が確実に立ちます。その姿を、すばらしいとしっかり褒めます。「教え合う、助け合うのが、人としてすてきです」と言い続けています。

学級のつながりが自然と深くなり、笑顔があふれます。この単位カードじゃんけんを行うと、自学の中に「単位発見」「いろんな単位」学びが増えてきます。

自分の身の周りにあるものの中に、単位が書かれていないか探究するのです。調べる力がアップします。その自学も、とことん褒めます。もちろん、しっかりと知的学級掲示コーナーにコピーして貼ります。

単位に目がいくようになると、学習のなかで「単位」忘れがなくなり、しっかりと単位を書くようにもなります。お試しを。

<ダウンロード資料>

(ダウンロードができるカードの中に、白紙のカードがあります。それを活用してオリジナルカードを作ってチャレンジしてください)

構成/浅原孝子 

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