ゴールデンウィーク明け みんながつながる!子供の心と体を育てる 「折々のレク&ゲーム」#10【低・中学年】

連載
子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」
特集
とっておきのアイデアいっぱい!小学校のゲーム・レク・アイスブレイク記事まとめ
関連タグ
子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」

今回のテーマは低・中学年のための「ゴールデンウィーク明け みんながつながる」レク&ゲーム。ゴールデンウィーク明けは、クラスのつながりが少し弱まる時期でもあります。そんなときに行いたい友達との関わりを自然にもてる教室レクを紹介します。机を端に寄せ、いすだけを使って手軽にできます。クラスがまとまり、子供たちが学校に行きたくなる「レク&ゲーム」の連載10回目です。レク&ゲームは動画で分かりやすく、指導ポイントを授業者に話していただきます。

※動画の中の音声が途切れている部分は、子供の名前を消している個所です。

監修/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一(THE体育代表)、アップ研究会
授業者/東京都公立小学校指導教諭・齋藤悠也

レク1 みなさんみなさんゲーム


話をよく聞いてゲームすることで、話を注意深く聞く態度を育てる。


なし


 教師がお題を出します。動作の前に「みなさん、みなさん」と言ったときだけ、言われた動作を行います。動作の前に「みなさん、みなさん」を言わないときには、その動作を行いません。
 例えば、「みなさん、みなさん、右手を上げます」と教師が言ったら、子供たちは全員、右手を上げます。続いて、「みなさん、みなさん」を言わずに「右手を下げます」と教師が言ったら、右手を下げないで、上げたままにします。
 間違えた人から座っていき、最後まで残った人がチャンピオンなどの工夫を入れて楽しく行いましょう。
 間違えたら座っていくというルールにすると、座った子がおもしろくなくなる可能性があるので、間違えても続けて遊ぶなど、ルールを変更して楽しむこともできます。

<活動の動画はこちら>

齋藤先生からの<ポイント&留意点>

レク2 すしゲーム


すしかどうかという内容をよく聞いてゲームすることで、話を注意深く聞く態度を育てる。


なし


 2人組で向かい合わせになります。
 右手はすしをにぎって醤油を付ける形で、もう一方の左手は手の平を表に向け、相手に醤油を付けさせるという形になります。
 教師が「トントントントン」と言っている間は、相手の手の平をトントントントンと醤油を付けるかっこうでさわります。
 教師が「すし」と言ったときだけ、右手ですしを食べる動きをします。左手は、相手にすしを食べさせないようにつかみます。
 右手と左手を入れ替えると難易度が上がります。また、「すし」からすしネタの「マグロ」「サーモン」などに変えると、難易度が上がります。すしネタではなく、「フライパン」「えんぴつ」などを入れると盛り上がります。

 子供が慣れてくると、すしネタを子供に言わせてもよいでしょう。2人組を変えて、いろいろな人と関わることができるようにしましょう。

<活動の動画はこちら>

齋藤先生からの<ポイント&留意点>

レク3 いっせーのー!


グループの友達とかけ声に合わせ、協力しながらグループで成功することを楽しむ。数字に親しむ。


いす:人数分


 4人程度のグループをつくり、リーダーを決めます。
 2人ずつ向かい合わせでいすに座ります。浅く腰をかけ、すぐに立てるようにしておきます。
 自分が立つか、座ったままにするかを決めておきます。
 リーダーが「いっせーのー! ○(数→0~グループの人数)」のかけ声に合わせて、先ほど自分が決めた動作を行います。リーダーも動作を行います。
 例えば、リーダーが「いっせーのー! 3」と言って、3人が立っていれば成功! リーダーが言った数と、立った人数がそろえば成功!
 リーダーを交代しながら進めます。慣れてくれば、グループを2つ併せて8人にして、レベルアップしましょう。

<活動の動画はこちら>

齋藤先生からの<ポイント&留意点>

取材・文・構成/浅原孝子 撮影/北村瑞斗

学校の先生に役立つ情報を毎日配信中!

クリックして最新記事をチェック!
連載
子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」
特集
とっておきのアイデアいっぱい!小学校のゲーム・レク・アイスブレイク記事まとめ
関連タグ

学級経営の記事一覧

雑誌『教育技術』各誌は刊行終了しました