準備不要!授業のアイスブレイク~じゃんけん編~
授業にぐっと集中したら、ほっと一息入れましょう。そんなときに有効なのがアイスブレイク。ここでは、誰もが知っているじゃんけんに一工夫。みんな大好き・必ず盛り上がる「じゃんけん」を使ったゲームで、実際にやって盛り上がった実践をいくつか紹介します。
執筆/東京都県公立小学校主任教諭・小倉さえ子
目次
あいこが勝ちじゃんけん
その名の通り、あいこになったら勝ちです。どちらかが勝ちではなく、二人で一緒に勝ちを喜べるので仲よく遊べます。
まず、隣の子と組になって、じゃんけんをします。あいこになったら勝ちです。あいこになったペアは座ります。制限時間は30秒(〜1分程度に設定)です。では、立ちましょう。じゃんけん、ポン!
勝ったのに勝ちじゃない!? 負けたのに負けじゃない!? どんどん周りは座っていきます。焦りながらも、みんなが笑顔になるゲームです。
あいこが勝ちじゃんけん(その2)エスパーじゃんけん★先生と
今から『エスパーじゃんけん』をします。エスパーとは超能力者という意味です。今から先生は、アレを出します。いいですね、アレですよ。決まりましたか? では、先生と『あいこ』になりましょう。じゃんけん、ポン!
ひたすら笑顔で、混乱を楽しみましょう。あいこになったら、先生と気持ちが通じ合ったようで子供たちは大喜び! 喜ぶ子供たちと、すかさず、アイコンタクトやエアーハイタッチをしましょう。
あいこが勝ちじゃんけん(その3)エスパーじゃんけん★ 二人で
先生と行ったエスパーじゃんけんの子供同士版です。
今から、みんなで『エスパーじゃんけん』をします。エスパーとは超能力者という意味です。隣の子に自分の出すじゃんけんを超能力で伝えます。まずは、廊下側の人が送ります。窓側の人が受け取ります。さあ、隣の子の顔を見て伝えましょう。念じて念じて。いいですか。受け取りましたね。では、じゃんけんをします。じゃんけん、ポン!
あいこのペアを見付けたら
「息ぴったりだね!」「エスパーだね!」などの称賛を。
あいこになれなかったペアには
おどけて「まだ修行が足りませんね」などの声かけをします。
では、送る人と受け取る人が交替します。1(〜2、3)分程度たったら、活動を止めます。ではどうぞ。
出すほう・受け取るほうはあいまいでOK! 友達と目線を合わせて笑顔になれば大成功!
たしざんじゃんけん
算数の学習時に最適です。
今から『たしざんじゃんけん』をします。
先生の右手と左手で例示します。
チョキとパーで?
7!
グーとチョキで?
2!
ではペアをつくります。先に答えたほうが価値です。では、始めます。たしざんじゃんけん、じゃんけん、ポン!
慣れてきたら、グーチョキパー以外に0〜5を使ってもOK!
イラスト/佐藤雅枝 横井智美
『教育技術 小一小二』2021年10/11月号より