小4[A希望と勇気、努力と強い意志]自分で決めたことを続けるには何が必要かを考える授業【文部科学省教科調査官同行監修】動画・道徳科実践レポート

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動画・道徳科実践レポート【前文部科学省教科調査官・浅見哲也先生同行監修】
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前文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官/十文字学園女子大学教育人文学部児童教育学科 教授

浅見哲也

今回はスペシャル企画として、浅見哲也教科調査官が授業者となって小4の内容項目[A 希望と勇気、努力と強い意志]、主題名「やろうと決めたことは最後まで」を実践された授業レポートをお届けします。世の中が不安定になっている時代だからこそ、特に道徳性を養う道徳科の授業が重要視されています。浅見教科調査官の授業はとても貴重ですので、ぜひご覧ください。記事の最後にはご自身によるふり返り動画もあります。

授業者/文部科学省教科調査官・浅見哲也

小4[A 希望と勇気、努力と強い意志]自分で決めたことを続けるには何が必要かを考える授業

主題名:やろうと決めたことは最後まで [A 希望と勇気、努力と強い意志]
教材名:「きっとできる」(文部科学省)
本時のねらい:自分でやろうと決めたことは、粘り強くやり遂げようとする実践意欲と態度を育てる。

導入

1 見通しをもつ
子供たちに自分のやろうと決めたこと、やろうと思った理由を聞き、主題や教材への関心をもたせる。


自分でやろうと決めたことはどんなことですか。

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どうしてそれをやろうと思いましたか。それは続けられていますか。

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展開

2 教材を読み、学習課題について話し合う
教材を読み、高橋尚子さんから努力できる秘密を見付け、自分が決めたことを続けられるようにするにはどうすればよいかを考える。

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高橋尚子さんはどんな人でしたか。

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自分より速い選手を見て高橋尚子さんはどんなことを考えていたのでしょうか。

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みんなはどんなときにあきらめたくなりますか。

となりの人と話合いをする。

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どうしたら続けられるのでしょうか。

子供たちの意見を聞きつつ、高橋尚子さんからヒントを見付ける。

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自分でやろうと決めたことをやり続けるために、自分に必要なものは何でしょうか。

書く活動で自分と向き合う。

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書いた後、発表して意見を共有する。

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終末

3 説話
「好きこそ物の上手なれ」という言葉を紹介し、自分の夢につながるように意欲を高める。

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本時の授業の板書
本時の授業の板書


☆自分でやろうと決めたことをやり続けるために、自分に必要なものは何でしょうか。

サッカーの試合か練習で自分より強い人がいるとあきらめちゃう。足がすごく速い人か力が強い人がいたら、そこであきらめちゃう。けど、自分はできると思って毎日毎日家でも練習している。自分でサッカーをやりたいと言ったから、あきらめないという気持ちがあるから勝っている。

小さな目標が必要。時間を大切にしていれば続けられる。毎日のことを忘れない。自分を大切にして、自分のことを尊敬する。自分の記録がなければ目標を立てられないから。

文部科学省教科調査官・浅見哲也先生のふり返り

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道徳科の授業でICTを活用するアイデア
文部科学省教科調査官・浅見哲也先生からのアドバイス

アドバイス動画はこちら

浅見哲也先生の解説する道徳科の目標、評価、指導についての動画もご覧ください。
「道徳科の目標の理解」はこちら>>
「道徳科の評価の理解」はこちら>>
「道徳科の指導の明確な意図」はこちら>>
「道徳科の主体的・対話的で深い学びとは? 授業づくりQ&A」はこちら>>

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プロフィール
浅見哲也(あさみてつや)
文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官/1967年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、1990年より埼玉県熊谷市及び深谷市内公立小学校教諭、埼玉県教育局指導主事、深谷市教育委員会指導主事、深谷市内公立学校教頭、小学校校長兼幼稚園長を経て、2017年より現職。どの立場でも道徳の授業をやり続け、今なお子供との対話を楽しむ道徳授業を追究中。

取材・文・構成/浅原孝子 撮影/北村瑞斗

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