【相談募集中】保護者からSNSに自分の失敗をさらされて怖い
保護者からSNSに自分の失敗をさらされ、恐怖心を抱いている先生からの相談が「みん教相談室」に届きました。ここでは、弁護士・川上大雅先生が法律家としての見解で回答した内容をシェアします。
目次
Q.保護者からSNSに自分の失敗をさらされて怖い
保護者からSNSに自分の失敗をあげられました。それも数回なので、苦痛で怖いです。どうしたらよいでしょうか。(コーヒー先生・50代女性)
A.保護者と直接コンタクトを取らずとも一定程度、事態の解決を図ることができます
SNSでの言論は自由ではありますが、人を傷つけてよいわけではありません。どのSNSに書き込まれているか、個別の書き込みの状況によってもいろいろ変わりうるのですが、SNS運営者宛に書き込みやアカウントの削除請求(消してとお願いすること)や、発信者情報開示請求(書き込まれたときの情報を開示してもらうこと)を通じて、保護者と直接コンタクトを取らずとも一定程度、事態の解決を図ることができます。
むしろ、保護者とSNSの当該書き込みをめぐって直接話す事態はできる限り避けるべきです。必要な説明が言い訳に聞こえてしまったり、解釈をめぐって争いが増えてしまったりすることも多いという印象です。
他方、保護者と直接お話しをすることが避けられない場面もあろうかと思います。相手方は、直接面と向かって言えないからSNSに書いたり晒したりしているということは踏まえた上で、ひたすら慎重に言葉を選んでお話しをしていただく必要があるかと思います。
みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。