【小3小4】5月の学級担任実務

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小3・小4向け5月の学級担任実務をまとめました。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・塚本裕美

5月の学級担任実務(遠足の下見をしている教師)

❶家庭訪問の計画・実施

  • 家庭訪問の計画を立てる
    時間通りに訪問できるように、できるだけ方面別に日程を組むなどして、時間に無理が出ないように計画を立てましょう。また、兄弟姉妹などで日程が重なったり、別の日になったりしないように、担任間で調整しましょう。
  • 家庭訪問日程のお知らせの配付
    全家庭が入っているか、保護者の希望を踏まえて日程が組まれているかなど、配付する前にもう一度確認しましょう。
  • 家庭訪問の実施
    移動中に通学路の危険箇所や、地域の環境も確認しましょう。訪問中は、学校での様子を伝えるとともに、家庭での様子や保護者の思いを聞きましょう。

コロナウイルスの感染状況によっては、家庭訪問を実施せず、オンラインでの面談や電話での相談になることも考えられます。その場合には、別日に地域訪問をする日を決め、子供の自宅の場所や通学路の危険箇所を確認するようにしましょう。

❷学校行事(遠足・運動会)の計画・実施

遠足

  • 遠足の計画(渉外、会計などの役割分担)
  • 現地の下検分
    ・バスなどの乗り物は密を回避できるか。
    ・感染予防対策がとられている施設か。
  • 当日の役割分担
  • 保護者へのお知らせ
  • しおりの作成
  • 事前の指導、めあての確認
  • 事後のふり返り

運動会

  • 紅白の組分け、徒競走の走順決定
    学校全体の実施計画に応じて計画します。
  • 学年演技、学年競技の決定
    学年で相談して決めましょう。練習の方法や日程も合わせて相談しましょう。
  • 学級や個人の目標設定
    運動会の指導のねらい、児童会や学年のめあてなどを基に、学級や個人のめあてを決めて掲示します。
  • 事後のふり返り
    行事でもふり返りは大切です。自分で立てためあてに対してどうだったのか、自分自身を見つめる時間を取ることで、自分の成長に気付くことができます。

学校行事の実施にあたっては、コロナウイルスの感染状況によって、十分な予防対策をとることや、内容、方法の工夫をすることが必要です。

❸ゴールデンウィーク明けの指導

  • 学級の約束やルールの再確認
  • 一人ひとりの様子の観察
    休み明け、不安を感じていないか、以前と変わった様子はないか、よく観察します。
  • 当番・係活動などの取り組み状況の把握

❹学級経営案の作成

  • 子供の実態把握
  • 具体的な手立ての構想
  • 学年間での共有、確認、提出

❺健康診断の準備・実施

  • 養護教諭との連携
    養護教諭と連携して、事前の準備や担任の役割を確認します。
  • 事前・事後の指導
    子供が自分の発育や健康状態に関心をもつことができるように、健康診断の意義などを事前に指導しましょう。また、事後は結果を今後の生活改善に生かせるように、一緒に考える機会を設けましょう。
  • 個人情報の取り扱いへの配慮

イラスト/山本郁子

『教育技術 小三小四』2021年4/5月号より

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