お笑い初任研03「うちの子は悪くない!」【コント&解説】

連載
陽子先生×オシエルズの お笑い初任者研修

東京都公立小学校教諭

佐々木陽子

現役教員同士のお笑い芸人コンビ・オシエルズのコントと、みんなの先輩・公立小学校教諭の佐々木陽子先生の解説で、新人教師がついやってしまいがちな現場のNG事例について楽しく学べる「お笑い初任者研修」の時間です! 公的な研修ではなかなか教わらないような、痒いところに手が届く、超実践的な内容でお届けしていきます。

第3回目は、子供同士のトラブルで、保護者から「うちの子は悪くない」とクレームが入った場合の対応法と対策について学んでいきましょう。

子供のケンカ、保護者から「うちの子は悪くない!」⋯どうすればいい!?

新人 矢島先生、2組の佐藤君と渡辺君がケンカしたの聞きました?

先輩 おう、聞いたよ。たしか、野村先生のクラスだったよね?

新人 はい。

先輩 その後、どうなった?

新人 それぞれの保護者に連絡したんですけど、「うちの子は悪くない!」の一点張りで⋯

先輩 保護者ってそういうもんだよ。自分の子供がかわいいから。

新人 なので、この責任は、教員である僕が取ろうと思います!

先輩 はぁ!?

新人 2人には、「先生が悪かった。ごめん!」と伝えるようにします!

先輩 いや、ちょっと待って。なんで野村先生が全部悪いことになってんの!?

新人 これも、僕の監督不行き届きが原因なので。

先輩 いやぁ、それだけじゃないと思うけどな〜。

新人 矢島先生。⋯辞表ってどう書くんですか?

先輩 思い詰めすぎだよ! ⋯⋯目! ヤベーって、目!!

こういうのはさ、

事実をうやむやにしちゃダメなんだよ。
事実をうやむやにしちゃダメなんだよ!

新人 いや、だけど2人とも悪くないって⋯

先輩 保護者さんは現場を見たわけじゃないでしょ?

新人 あぁ⋯

先輩 こういうのは、ケンカした本人も言い分があるだろうから、周りで見てた子からも話を聞いて、事実確認をしなきゃダメだよ。

当事者や周囲などから話を聞いて、事実確認をする
当事者や周囲などから話を聞いて、事実確認をする

新人 事実確認ですか。

先輩 担任の先生なんだから、説明責任を果たさないと本当に監督不行き届きになっちゃうからね。

新人 確かに。それじゃあ、ケンカを見てた周りの子に話を聞いてこようと思います。

先輩 うん、まずそこから始めて!

新人 はい。

先輩 じゃ、いってらっしゃい!


新人 矢島先生! 話を聞いてきました!!

先輩 おう! どうだった?

新人 実際にケンカをしてたのは、佐藤君と渡辺君じゃなくて、井上君と山田君だったみたいです。

先輩 えぇっ!? じゃあ、本当に「うちの子は悪くなかった」んじゃないですか!!

新人 この責任って⋯僕が取るべきですかね?

先輩 んん⋯⋯半分くらい!?

佐々木先生のコメント

いや〜、皆さん、いかがでしたか?

学校生活の中で子供同士のトラブル、ありますよね。

そんなときに保護者から、「うちの子は悪くない」とクレームが入ったら、必ず事実を確認してください。

当事者同士の話を聞くことはもちろんですが、周囲からも情報を集めて、明確な事実を確認していきましょう。

周囲からも情報を集めて明確な事実を確認する

また、野村先生のように一人で問題を抱え込まずに、学年主任の先生に相談して、時には問題解決のために入ってもらうことも一つの対策になります。

時には問題解決のために入ってもらうことも一つの対策!

ぜひ、意識してやってみてください。

それでは皆さん、また⋯じゃあね♪


佐々木陽子先生

佐々木陽子
小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。

オシエルズ

オシエルズ
2013年3月結成。現役教員の矢島ノブ雄(写真左)と野村真之介(写真右)によるお笑いコンビ。お笑いライブのネタやMCの出演だけでなく、企業や子どもを対象にしたワークショップ・講演・研修などを行っている。2014年11月、矢島が代表となり「FUNBEST」を設立。矢島は一般社団法人 日本即興コメディ協会 代表理事。YouTube「オシエルズチャンネル」では、漫才・コントの他、笑いのテクニックやコミュニケーションスキルについての解説動画などを発信している。

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