小5体育「体つくり運動」指導アイデア

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執筆/滋賀県公立小学校教諭・大﨑聖子
編集委員/国立教育政策研究所教育課程調査官・塩見英樹、滋賀県公立小学校教頭・内藤康司

授業づくりのポイント

今回取り上げる「動きを持続する能力を高めるための運動」は、低中学年で身に付けた基本的な動きを基に、各種の動きをさらに高め、体力を向上させていくことをねらいとしています。

子供たち一人一人が運動の楽しさを味わいながら自己の課題を見付け、積極的に運動に取り組むことが大切です。そのためには、体力を高めることがなぜ必要なのか運動の中で意味を持たせることが必要です。

この単元では「自分に合ったペース」を見付け、楽に長く運動を続けられることをねらいとし、単元を通して自己の体力を高めたいという意欲を持てるようにすることが大切です。また、保健領域の「病気の予防」と関連させて、日常的に運動を行うことの大切さを事前に学んでおくとよいでしょう

単元計画(例)

単元前半では、自分に合ったペースを見付け、後半ではグループで場を工夫し取り組みます

単元計画(例)

※事前に保健領域の「病気の予防」と関連を図って、日常的に運動を行うと、病気にかかりにくい体が育つことを学んでおくとよいでしょう。

楽しむ① 自分に合った「にこにこペース」を見付けよう

単元の前半では、動きを持続して取り組める活動をいくつか紹介しながら、それぞれの運動を通して、自分の体力を知り、自分に合ったペースを見付けられるようにします。その指標として「にこにこペース」「へとへとペース」という言葉を合言葉にします。下の学習カード(例1)を使ってペアで学習し、運動を楽に長く続けられるペースを見付けていきましょう。

やってみよう! 30秒チャレンジ①(ペア学習)

動きを繰り返す中で、自分の「にこにこペース」を見付けていくことが大切です。

楽に運動を続けられるペースを見付けよう。

【合言葉】「にこにこペース」と「へとへとペース」

この活動の合言葉として、楽に長く運動を続けるために、自分に合ったペースを「にこにこペース」と名付けます。また、がんばりすぎてしんどくなるペースを「へとへとペース」とします。

下のような「うちわ」に描いたイラストを使ってペアでチェックし合えるようにし、自分に合ったペースを見付けたり、運動し続けたりできるようにしてみましょう

「にこにこペース」と「へとへとペース」

●ペットボトル往復走

ペットボトル往復走

水の入ったペットボトルを、行きは倒して帰りは起こして走ってみよう。

●リズム跳び

リズム跳び

<リズム跳びの工夫例>
○自分の得意な跳び方で跳ぶ。
○リズムを口ずさんで跳ぶ。
○30秒の音楽に合わせて跳ぶ。

●段ボール往復走

段ボール往復走

●ラダー往復走

ラダー往復走
学習カード(例1)

楽しむ② 「にこにこペース」で運動をさらに長く続ける工夫をしよう

単元の後半では、前半で見付けた「にこにこペース」をもとにグループで工夫したサーキットコースに挑戦していきます。

下の学習カード(例2)を使って、運動を組み合わせたり、運動する時間を決めたりしても「にこにこペース」で最後まで楽なペースが続くように、運動の行い方を見付けて学習を進めていきましょう。

5時間目は、他のグループの考えたコースに挑戦し、学習の成果をみんなで確かめられるようにしましょう。

サーキットコースをつくって、30秒間チャレンジ②(グループ学習)

学習カードを使って運動の行い方を振り返り、「にこにこマーク」が最後まで続くように運動することで、「前より楽になった」「長い時間できるようになった」という実感を持つことができるようにしていきましょう。

サーキットの場を工夫して「にこにこペース」で運動しよう

サーキットコース(例)

サーキットコース(例)

10秒ごとに3つのコースをサーキット形式で回っていきましょう。(間に10秒の移動時間を入れます。)

学習カード(例2)「にこにこペースでレベルアップ」カード

楽にできたら、もっと繰り返してみよう。
前よりも楽に走れたら、用具や距離を変えてみよう。もっとできるかな?


イラスト/たなかあさこ、横井智美

『教育技術 小五小六』2020年11月号より

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