【小三小四・理科】二学期はじめのおもしろ授業アイデア
夏休み気分が抜けない子供たち。身近なものを使って、理科の二学期最初の授業で子供の心をつかみ、学習意欲を高めるアイデアを紹介します。
神奈川県公立小学校主幹教諭・後藤大二郎

目次
小三理科編「光を使ったゲーム」
かげと太陽
校庭に出て、かげふみをしながら問題づくりを楽しみます。一辺が10~15m程度のコートをつくり、その中でかげふみをします。ポイントは、コートの中に日陰になる部分をつくっておくこと。自然と日陰に意識が向いてきます。その気付きを基に、問題を作っていきます。
例
[気付き]北側に立つと、コートから影がはみ出して踏めない
↓
[問題]太陽の位置はどこかな?
光のリレー
光の性質を利用し、教室に差し込んできた日光をリレーさせて、的に当てるゲームです。グループ対抗で時間を競うと、さらにおもしろくなります。
黒板に的を用意します。窓側に二つ、廊下側も二つ、机を用意して、その上に鏡を載せます。窓側の鏡からスタートして、全ての鏡に当てて的まで光をつなげ、光のリレーをします。反射させた光を絶対に人に当てないよう、注意しましょう。

光を集めよう
光を集める実験では、虫めがねを使うことが一般的ですが、凹面鏡を使うこともできます。炭酸飲料の空き缶を用意し、底の凹んでいる部分を研磨剤(金属磨き)で30分から1時間ぐらいひたすら磨き、ピカピカにしていきます。
すると、反射した日光を一点に集中させることができるようになり、虫めがねと同じように紙を焦がすことができるのです。

