小学校中学年の夏休みの過ごし方3つのポイント
心を充実させる夏休みにするために! 三年生・四年生の夏休みの過ごし方のポイントを紹介します。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・佐藤理津子

目次
夏休み前の学級指導と課題の工夫が重要!
夏休みのような長期の休みになると、子供たちは夜更かしをして朝寝坊してしまったり、学習を後回しにして遊んでしまったりするなど、生活リズムが崩れることがあります。
夏休みを有意義に過ごし、二学期につなげ、さらにパワーアップさせるためには、子供たちが夏休みをどのように過ごすのかが重要な鍵となります。
子供たちが楽しみにしている夏休みが充実したものとなるよう、夏休み前の学級指導と課題の工夫はしっかりと行いましょう。学期末は慌ただしくなるため、あらかじめ指導することを学年で確認しておくとよいでしょう。
①めあてを決める
②計画を立てる
③夏休みの課題
ポイント1 夏休みのめあてを決める
「まだ1か月もある」と思い、目的もなく、だらだらと過ごしていると、あっという間に二学期がやってきます。子供たちの夏休みが、そんなことにならないように、夏休みの学習と生活のめあてを考えさせましょう。
△ 「早寝早起きをする」

○ 「9時に寝て、6時に起きる」など、具体的に考えさせると、子供たち自身が“自分ができたかどうか” の自己評価がしやすくなります。