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組体操に代わる「集団行動」の特徴と練習法

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これまで高学年の表現の定番であった組体操が子供の安全面の観点から全国的に見直されています。今は高学年表現の黎明期だと言えます。各校の強み・特徴を活かした独創性のある運動会及び表現に進んで取り組んでみましょう。

執筆/福岡県公立小学校教諭・木村大輔

組体操に代わる集団行動。高学年「表現」の例と特徴

集団行動

組体操に代わる表現として小学校でも取り入れる学校が増えてきています。

表現の特徴 

〇よい面 ●工夫が必要な面

○全員で1つの表現に取り組むことで一体感や所属感を深めることができ、本番を終えたときには強い達成感を感じることができます。

○「歩く」動作が中心となる表現のため、けがをすることが少ないです。

○指揮者以外の子供たちの役割に軽重があまりなく、運動が苦手な子供も参加しやすいです。

○一人一人の動きは単調でも、集団で表現することで見応えあるものにできます。

○教師側の自由な発想で、子供たちの動きに工夫が加えられます。

●歩くという動作は難しくないものの、練習を続けるとそれなりに運動量が増えるため適宜休憩が必要であり、熱中症予防にも十分配慮しておかなければいけません。

●ダンス等と比べると練習が単調で子供たちの意欲が低くなりがちです。教師の声かけや練習の仕方を工夫しましょう。

指揮者について

教師が号令をかける場合も指揮台の上で号令表(カンニングペーパー)は見ず、必ず号令は暗記して、子供たちの動きを常に見ながらタイミングを合わせて号令をかけましょう。
指揮台の上で行うイメージトレーニングが大変効果的です。運動会前日、指揮台上で子供たちの動きを想像しながら号令の最終確認をしましょう。

教師が号令を出すよりも子供が号令を出したほうが子供たちの主体性が高まりますが、声の大きさ、タイミングなどが難しいため、指揮を子供が行う場合は、十分な練習期間を設けたいです。

号令表の例

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