読書が嫌いな小学生も夢中になれる読書週間【動画】
秋の読書週間に合わせて、みなさんの小学校でも読書活動のイベントを企画しているのではないでしょうか。「◯◯ブーム」で誰もが夢中! 読書嫌いの子も本を読みたくなり、クラス全体で楽しく盛り上がれる仕掛けを、おなじみの佐々木陽子先生が紹介します。
目次
「◯◯ブーム」で誰もが夢中!
今回は、誰もが本を読みたくなる読書週間についてお話しします。
下の写真は、私のクラスのマスコットキャラクター「ニャーニャ」です。
以前、「Withコロナの2学期をスムーズに始める2つの工夫」でもご紹介しましたが、手の消毒、マスク着用の呼びかけに使っています。
これで猫のファンが急増したので、この「猫ブーム」に乗って、猫が出てくる本を読み聞かせたり、集めたりして子供たちに楽しく本を読んでもらっています。
そうすると、クラスのみんなが猫の本を手にとって楽しそうに読んでいるのを見て、本に興味がない子も一緒に探したり、本を紹介し合ったりしています。
誰もが本を読みたくなる仕掛けは、「ブームを巻き起こすこと」です!
私のクラスだと、猫シリーズの本がブームなので、読書が嫌いな子も、読書が好きな子と一緒に楽しく読むことができています。
「お楽しみ」企画で盛り上げよう!
また、猫の本を集めてきたり、紹介してくれた子には、もれなく「猫のしおり」をプレゼントしています。
このような、「お楽しみ」も用意しながら読書をすすめていくと、読書週間が盛り上がります。
乗り物、食べ物⋯ブームは何でもOK!
⋯⋯みなさんのクラスのブームは何ですか?
乗り物シリーズ、食べ物シリーズなど、いろいろなブームを巻き起こして読書週間を楽しんでくださいね!
陽子先生の〈キャラクター活用術〉は以下の記事をチェック!
●Withコロナの教室を楽しい雰囲気にするにはこちら!⇒ Withコロナの2学期をスムーズに始める2つの工夫
●「苦手」を「楽しい」に変えるアイデアはこちら!⇒ キャラ活用で書写の学習を楽しく指導するコツ
読書が苦手な子は、今まで興味のない本を読まされていたからかも⋯!? クラスのブームをきっかけに好きな本に出合うことができたら素晴らしいですね。読書の楽しさに目覚めさせてあげられるこの機会に、みなさんなら、どんなブームを巻き起こしますか?
小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。