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生徒の個人情報、事務書類の管理はどうする?<中高教員の実務>

連載
中高教員の実務

創価大学大学院教職研究科教授

宮崎 猛

文京学院大学名誉教授

小泉博明

学級生徒の個人情報は外に持ち出さないのが大前提となります。仕事の状況で、個人情報を持ち歩くときは紛失や盗難に注意しましょう。

編著/小泉博明・宮崎 猛

【特集】中学校・高校教師 実務のすべて#45

教師の仕事に、こんなにも事務書類が多いとは思わなかった! これって全部とっておかないといけないの~?

膨大な書類の山。その都度整理していかなければ、たった一日で大事な書類が埋もれてしまうこともあります。また、最近は生徒の個人情報が流出してしまうというケースもあり、社会問題にもなっています。情報の取り扱いの基本を押さえておきましょう。

生徒の個人情報について

個人情報は学校の外へ持ち出さないことが大前提

学校で知り得た情報は、基本的には外へは持ち出してはいけません。最近はUSB メモリなど、便利で携帯しやすい機器が普及した反面、安易に持ち運び、事故を起こしているケースが目立ちます。事故を起こさない第一の鉄則は、情報を持ち出さないことと肝に銘じておきましょう。

職員室でも机上に情報を置いておかない

職員室とはいえ、訪問客や業者などが出入りすることもあり、情報が誰に見られてしまうか分かりません。机の上は常に整理・整頓し、大事な情報はファイルや引き出しの中などにしまっておきましょう。とくに重要なものは、鍵が閉まる引き出しや学校管理の金庫に保管します。

やむを得ず個人情報を持ち歩くときは……

個人情報を持ち出すことを禁止している自治体や学校もありますが、自治体や学校の許可する範囲でやむを得ず個人情報を持ち歩くときは、盗難や紛失のリスクを避けるため、目的地以外には立ち寄らないようにします。

個人情報の管理法

現在では、各教育委員会が個人情報を厳しく管理し、管理職が許可しない限り、校務用のパソコンからは情報を取り出せないようにする地域が増えました。

しかし、そのような状況にない場合は、まだ個人のパソコンやUSB メモリを使用しているケースもあるかもしれません。職員室の自分の机を施錠したり、音のなるキーホルダーをつけたりと、紛失しない工夫が大事になります。

最近では、この種の事故に対し、厳しい罰則が科されています。常に個人情報への意識を高くもち、学校内で職務が遂行できるように心がけていきましょう。
● 万が一、個人情報が漏れたり、紛失したりした場合は……
① まずは管理職に報告する。素早く対応することが大事です。
② どのような情報が、どれくらい漏れたのかを把握する。
③ 情報が漏れた個人に対して、どういう対応をとるか相談する。

公文書の廃棄

個人情報で気をつけなければいけないものに公文書があります。保存年数が決められていて、それを廃棄する場合にはリサイクルではなく、シュレッダーによる廃棄になります。保存年数をしっかり確かめて、廃棄しましょう。

公文書の保存年数
●学籍に関する記録(20年間保存)
●指導に関する記録(5年間保存)
●クラス出席簿(5年間保存)
●健康診断票(5年間保存)

イラスト/タバタノリコ・畠山きょうこ

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