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子供のインターネット利用【わかる!教育ニュース #66】

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中澤記者の「わかる!教育ニュース」
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わかる!教育ニュース #66
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先生だったら知っておきたい、様々な教育ニュースについて解説します。連載第66回のテーマは「子供のインターネット利用」です。

小中高校生の平日のネット利用時間が調査開始以来、初めて5時間超え

生活の様々な場面でインターネットを活用し、1日のうちの多くの時間を割く。そんな子供たちの姿を浮き彫りにする、調査結果が出ました。でも、正しく使うための知識と力は備わっているのでしょうか。

小中高校生のネット利用時間が平日1日平均およそ5時間2分(302.3分)になり、2009年に調査を始めて以来、初めて5時間を超えたことが、こども家庭庁の調査で分かりました(参照データ)

調査は2024年11〜12月に行い、10〜17歳の3129人の回答をまとめました。5時間以上の利用は全体で42.3%。10歳以上の小学生は24.7%ですが、中学生44.8%、高校生56.8%と、年齢が上がるにつれて増えます。高校生は7時間以上も33.2%いました。

ネットは今や、ほとんどの子が使っていると言えます。利用率は98.2%に上り、ここ数年、90%台で高止まり。年齢層での差もさほどありません。

使用機器ごとのネット利用率を調べると、最多はスマートフォン(スマホ)の84.8%。次いで、GIGA端末が72.6%、自宅のパソコンなどが44.9%です。スマホが近年、8割台を保ち続けている半面、GIGA端末は3年前の約1.7倍に伸びました。小学生だけはGIGA端末が最多(75.9%)で、スマホ(66.7%)を上回っています。いずれにしても、子供たちは複数の機器を場面に応じて使っているようです。

では、何に使うのでしょうか。最も多いのは「動画を見る」の93.1%。次いで、ゲーム(84.9%)、検索(83.9%)、勉強(75.9%)が続きます。ただ、一番使われる機器のスマホに着目すると、最多は動画ですが、次に「投稿やメッセージ交換」が挙がりました。

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