冬休み明け 3学期も意欲をもとう 子供の心と体を育てる 「折々のレク&ゲーム」#25【中・高学年】
今回のテーマは小3から小6まで楽しめる「冬休み明け 3学期も意欲をもとう」レク&ゲーム。3学期のはじめの時期に簡単にでき、みんなで楽しく、仲間意識を高めるようなレクを紹介します。クラスがまとまり、子供たちが学校に行きたくなる「レク&ゲーム」の連載25回目。レク&ゲームは動画で分かりやすくなっています。
監修/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一(シン体育代表)
授業者/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一
目次
レク1 ボールギャザーゲーム
グループでボールを運ぶゲームを通して、友達と楽しく活動することができる。
フープ:人数分
紅白玉:人数分×3
1 4人でグループになって、4角形を作ります。四隅にフープを置き、その中に紅(白)玉を3つ置きます。
2 自分のフープの中にある紅(白)玉を1つ持ち、右か左のプレイヤーのほうに走っていき、相手のフープの中に置きます。このとき、紅(白)玉は1回につき1つだけしか持てません。
3 再び自分のフープに戻り、同じ要領で、紅(白)玉を1つ持ち、右か左のプレイヤーのフープの中に置きます。
4 1分間後に、フープの中の紅(白)玉が少ない人の勝ち。
※慣れてきたら斜めにも移動可にしてもよいでしょう。
<活動の動画はこちら>
<ポイント&留意点>
紅白玉を置きに行くときに交錯する可能性があるので、動線をしっかり確認しておきます。今回は、右側に行くときには外側のコース、左側に行くときには内側のコースを設定しました。子供同士がぶつからないようにコースの確認を徹底しておきます。今回は4人で対戦しましたが、色を分けて(紅白)チーム戦にすることも可能です。目の前の子供たちに合わせて工夫しましょう。動画では「せーの」と声をかけ合って同時に移動しているグループもありますが、このレクは速さの勝負なので、速く動いて自分のボールを他の場所に移動することがポイントです。
レク2 漢字じゃんけん
友達と楽しい雰囲気のなか、ゲーム感覚で漢字の復習をすることができる。
画用紙(用紙):人数分
筆記用具:人数分
1 グループ(4人程度)を作ります。
2 漢字1文字を決めます。デモンストレーションすると子供たちに分かりやすいでしょう。
例えば「山」でデモンストレーションをします。
3 お題を出し、スタート。お題例「月」「田」など
4 グループ4人でじゃんけんをして、1番勝った人が「月」の最初の1画を書くことができます。
5 じゃんけんを続けていき、最初に「月」を書き切った人が勝ち。
※お題は学級の実態に合わせて考えましょう。
<活動の動画はこちら>
<ポイント&留意点>
最初はやさしい漢字から始めるようにします。みんなで同じ漢字でゲームを行い、慣れてきたところで、自分たちで漢字を設定してみてください。子供たちはより乗ってくるでしょう。子供たちが互いに字を書くのを見合うことで、漢字の書き順の確認もできます。「習った漢字だけにしようね」と漢字を制限してもよいでしょう。「みんなで教え合いながら進めるといいよ」など教え合うような言葉がけをすることで、学級の雰囲気がよりよくなることにつながります。
取材・文・撮影・構成/浅原孝子