図工の時間、児童が納得して授業に臨む導入の声掛けとは?
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図工の時間の最初に皆さんは何を伝えますか? 児童が授業をより楽しく、積極的に受けられるようにするために、教師側で意識づけすることができたらいいですよね。児童に声掛けをするとき、こんな考え方を下敷きにしておくとよいのでは…という、私の実践をご紹介します。
題字・イラスト・執筆/埼玉県公立小・中学校教諭 坂齊諒一
連載【いちばん楽しいアート】#02
目次
教師側の心構えとして
図工の授業においては、「技法を教える」と「表現したいという気持ちを伸ばす」という2つを意識することが大切です。 本来図工の表現活動は、時間も題材も材料も方法も自由であるべきものです。しかし、学校においてそれをしてしまうと、本当に自分で何かを表現しようと思ったときの引き出しが少ないまま義務教育を終えてしまいます。ある程度、技法や鑑賞する視点を伝えるために、単元(題材)を通して教える必要があります。それと同時に作る楽しさ、喜び、充実感、達成感を味わわせることも必要です。