音楽と体育の授業で使える楽しいミニゲーム[マネしてビート/自力整列]
ちょっとしたゲームを取り入れれば、ダレてきた授業の雰囲気を一気に払拭できます! 音楽と体育の授業で使える楽しいミニゲームの紹介です。
鈴木優太 先生
宮城県公立小学校教諭。1985年宮城県生まれ。「縁太(えんた)会」を主宰する。『小1担任のための学級経営大事典』(明治図書)など共著書多数。
目次
【音楽】音を合わせる楽しさを知る 『マネしてビート』
ねらい:リズム遊びを楽しむ
1.教師の後に続けて、子どもたちは〈チャッ〉で手拍子を打ったり、〈ポン〉で体のどこかを叩き、〈ダン〉で机をリズムよく叩く。
2.教 師「マネしてビート♪」
子ども「マネしてビート♪」
教 師〈チャッ・チャッ・チャッ〉「ハイ!」
子ども〈チャッ・チャッ・チャッ〉「ハイ!」
教 師〈チャッ・チャッ・ポン〉「アチョー!」
子ども〈チャッ・チャッ・ポン〉「アチョー!」
教 師〈チャッ・ダン・ダン・ポン〉「ヘイ!」
子ども〈チャッ・ダン・ダン・ポン〉「ヘイ!」
3.以下のような終わりを示す台詞で締めくくる。
教 師「お・し・まい!」(両手を膝に載せる)
子ども「お・し・まい!」(両手を膝に載せる)
・アレンジとして、「鍵盤ハーモニカ」の1~2音で行うと、即興の曲が演奏できます。
教 師〈ドー・ミー・ン・ドド〉「ハイ!」
子ども〈ドー・ミー・ン・ドド〉「ハイ!」……
・慣れてきたら、グループやペアになって子ども同士で行うのもお勧めです。
授業の中で取り組めるアクティビティをもっと知りたい方はこちらもチェック!→授業で絆を強化する10分ゲーム図鑑
【体育】子どもだけで瞬時に美しく整列 『自力整列』
ねらい:子どもたちだけで素早く、無言で整列ができる
1.列の先頭の子どもが後方を振り向き、手のひらを「パー」にして挙げたあと、無言で「前へならえ」をする。
2.最後尾の子どもが整列したら、「OKサイン」を出す。
3.先頭の子どもがそれを見たら、「OKサイン」に変え、前から順に体育座りをしていく。
・学校生活では、様々な場面でいろいろな「並び方」をしますが、時間がかかる、先生がいないと並べない……では、豊かな集団生活を送ることは困難です。教室でも行ってみましょう。
・「皆さんの右側から1班→9班と、教室の班ごとに一列で並びます。班番号1、2、3、4の順で、自力整列」(班番号とは班内の座席に番号をつけたものです)
・先頭・最後尾の人の役割を、全員が一通り「経験」しましょう。
・場所を変え、背の順や出席番号順、ボール運動のチームや遠足の班などのような並び方でも、自分たちで瞬時にできるように体育の時間のたびに行います。目標タイムを決めて、ストップウォッチで時間を計ると、緊張感と達成感が生まれます。
国語と算数の授業で使えるミニゲームもチェック!→国語算数|授業はミニゲームで空気を変える!
イラスト/高橋正輝
『教育技術 小一小二』2019年5月号より