少人数で教室内で楽しめる「言葉遊びゲーム」4つ

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とっておきのアイデアいっぱい!小学校のゲーム・レク・アイスブレイク記事まとめ

寒い季節は、体調不良で欠席者が増えたり、外で思い切り遊べなかったりして、子供たちはストレスがたまりがちに。そんなときにおすすめの、少人数でも楽しめる室内遊びを紹介! 想像力や思考力を刺激する言葉遊びゲームをみんなで楽しめば、クラスの連帯感が高まり、子供同士のコミュニケーションにも役立ちます。

【監修】

東京都公立小学校教諭・御法川亜樹

東京都公立小学校教諭 御法川亜樹

東京都公立小学校教諭・小野田有希

東京都公立小学校教諭 小野田有希

アイコンの意味

50/50(フィフティー・フィフティー)

50/50(フィフティー・フィフティー)
グッズ不要 班対抗

【用意するもの】

特になし

【手順】

①班ごとに、みんなの答えが半々になるようなお題(質問)を決める。(例 ごはんとパンのどちらが好きか、イヌとネコのどちらが好きかなど)

②班ごとに質問し、みんなに手を挙げてもらい、数を数える。

③みんなの答えが半々に最も近かった班が勝ち。

お題選びが難しい場合は、あらかじめお題のリストを作っておき、それぞれの班が選ぶスタイルにすると、スムーズに遊べます。

好きなもの伝言リレー

好きなもの伝言リレー
班対抗

【用意するもの】

ストップウォッチ

【手順】

①班ごとにテーマとリレーの順番を決める。

②1番手の子供は、自分の名前を言い、テーマの中から好きなものを言う。(例 テーマが「動物」の場合 「私の名前は●●です。私が好きなものはライオンです」)

③2番手以降の子供は、自分より前のすべての人の名前と好みを繰り返した後、自分の名前と好みを言う。(例 「ぼくの隣にいるのは、●●さんです。●●さんが好きなものはライオンです。ぼくは◆◆です。ぼくが好きなものはキリンです」)

④アンカーが自分の列のみんなの名前と好みを正確に言えたらゴール(戸惑ったときは、周りがアドバイスする)。ゴールまでの時間を計って、班ごとに競う。

テーマやリレーの順番を変えたり、班替えをしたり、回を重ねれば重ねるほど楽しくなります。最後に「ライオンが好きなのは、誰だったでしょう?」など、ふり返りクイズを楽しむのもおすすめです。

【関連記事】室内遊びについてもっと知りたい方はこちらもどうぞ→梅雨のストレスを吹き飛ばせ! 雨の日の教室遊びセレクション

私は誰でしょう

私は誰でしょう
班対抗

【用意するもの】

写真やイラスト(教科書、図鑑の絵でもOK)

【手順】

①解答する班は、前に出て1列に並び、目をつぶる。

②みんなでお題を決める。(例 教科書の中のイラストから「時計」を選ぶ)

③解答する班は、一人ずつ質問する。みんなは質問に答える。 

④解答が見付かるまで、2巡目、3巡目…と質問を繰り返す。解答する班がお題を当てたら終了。(例 一人目の質問「私」は生き物ですか?→いいえ 二人目の質問「私」は学校にあるものですか?→はい)

イラストや写真がある場合は、みんなに向けて提示すると、見る側のおもしろさが増します。(解答班の子供の一人がイラストを頭上に掲げるなど、解答班には見えないようにする)

「この人、だあれ」ヒントゲーム

「この人、だあれ」ヒントゲーム
グッズ不要 班対抗

【用意するもの】

特になし

【手順】

①班ごとに、テーマの中からお題を決める。(例 テーマが「うちの学校の先生」の場合 音楽の●●先生)

②出題班は前に出てきて並び、一人ずつヒントを出していく。(例 水色の服をよく着ている、カレーライスが好き…など)

③みんなはヒントを頼りに、誰かを当てる。

クラスの友達を当てるバージョンもおすすめ。できるだけ早く当てた人に拍手を送る、よいヒントを出した人に拍手を送るなどひと工夫すると、より盛り上がります。

まとめ

クラス遊びは、お互いを理解することにつながり、コミュニケーションを深めます。授業のはじめに子供たちの気持ちをまとめるきっかけにしたり、活動が一段落してできたスキマ時間を利用したり、さまざまなシーンでクラス遊びを取り入れてみては。笑顔と興奮がはじける楽しい時間を過ごせるでしょう。


取材・文/ひだいますみ
イラスト/きつまき

『教育技術 小三小四』2019年12月号より

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