「育てていきたくなる3D学級目標」子供たちの可能性を引き出す!学級経営&授業アイデア#1


自ら考え、活動したり学習したりする子供たちの可能性は無限大。そうした子供の内に秘めている可能性を引き出すための「学級経営&授業アイデア」を紹介する連載です。『教室ギア56』(東洋館出版社)などの著書をもつ鈴木優太先生が、学級活動、教室環境、授業アイデアなどの中から、毎月1本厳選して解説します。第1回は、「3D学級目標」を取り上げます。
執筆/宮城県公立小学校教諭・鈴木優太
目次
仲間と協力してインパクト絶大な巨大造形物を制作
「一人一人の自己実現(個人目標)を達成できる集団の道しるべ」がある学級は、多少のことではぐらつきません。この道しるべが、学級目標です。
学級経営の拠り所となる学級目標づくりのポイントはただ1つです。
願いをもって終業式まで「育てていく」ことです。
育てていきたくなるためのアイデアが、「3D学級目標」です。

巨大な造形物を仲間と共同制作する体験は、一生の中でそう多くはありません。これが最初で最後という子もいるでしょう。労力も時間もかかります。しかし、コストをかけるだけの価値がこの過程にあるのです。出来上がりの達成感も造形物のインパクトも絶大。教室という場所だから可能な、唯一無二の尊い体験をしないのはもったいないことです。