連載マンガ「人間関係のピンチ!自分で解決マニュアル」第5回 学校のルールがムカつく!

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連載マンガ 人間関係のピンチ! 自分で解決マニュアル

北海道公立小学校教諭

山田洋一

アドバイス/山田洋一(北海道公立小学校教諭)
マンガ/明野みる

小学校中学年から中学3年生くらいまでを対象に、その悩みをできるだけ自力で解決できるようアドバイスする連載マンガ第5回。ピンチ&解決場面をマンガで示し、それぞれに山田洋一先生のアドバイスが付いています。学校の先生方は、1人1台端末に配布して子供たちに読ませる、出力して教室に掲示するなど、学級でぜひご活用ください。

今回のピンチは…「学校のルールがムカつく!」

中学生になると、とくに感じますよね…。さて、今回のアドバイスは?

君は、学校の規則に納得できない。
危険だから禁止されていることだったら、もちろん納得できる。そういうルールが世の中に必要だってことは、わかっている。
でも、どう考えてもおかしいルールがあるってことも、事実だ。
例えば、「シャープペンシルを使っちゃいけない」なんて、おかしい。場合によっては、パソコンで文字を打つことだってあるのに、書くときには、鉛筆じゃなくちゃいけないなんて、おかしい。

先生に「どうして、このルールがあるのか」を聞いてみると、理由がしっかりとあるものと、そうではないものがある。「ルールだから、仕方がない」なんて言われるときもある。
そんな説明じゃ、どうしても納得できないよね。

自分で解決! のヒント

ピンチ脱出のためのアドバイス

まず大切なことは、学校の規則は、君たちの生活をスムーズに進め、安全や安心を守るためにあるってこと。だから、そうでないものは変えてもいい。

じゃあ、変えるのはだれなんだろう。
これは、むずかしい問題だけれど、基本的には、君たちなんだ。学校で生活しているのは君たちなんだから、君たち自身が学校の生活を自分たちでつくっていくのがいい。
でも、年齢によっては子どもには気づけないことがあるかもしれないから、先生方のアドバイスをもらった方がいいこともあるね。

そして、一番大切なこと。
それは、そのルールによって、だれもが幸せになれることを実現すること。
ルールは、一部の人たちの幸せのためにあってはいけないんだよ。

第6回「学校に趣味の合う人がいない」もお楽しみに!

※この連載は、発売中の単行本「人間関係のピンチ!自分で解決マニュアル」(小学館)の内容を抜粋したものです。先生方も保護者の方々も、ぜひご購読ください。

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