連載マンガ「人間関係のピンチ!自分で解決マニュアル」第3回 つき合っている人との関係を注意された…
アドバイス/山田洋一(北海道公立小学校教諭)
マンガ/明野みる
小学校中学年から中学3年生くらいまでを対象に、その悩みをできるだけ自力で解決できるようアドバイスする連載マンガ。第3回は、家族との関係に関するお悩み編です。ピンチ&解決場面をマンガで示し、それぞれに山田洋一先生のアドバイスが付いています。
目次
今回のピンチは…「つき合っている人との関係を注意された…」
君には、とっても大好きなパートナーがいる。とても素敵な子だし、相性もぴったりだ。
ところが、親がその子を認めてくれない。「髪型がおかしい」「服装がおかしい」「あんな子とつき合うのはやめた方がいい」……って。
君は悔しくて仕方がない。とてもいい子だし、自分を大切にしてくれる。一緒にいたら、こんなに楽しい相手はいない。それなのに、そのことを家族に理解してもらえないことが、残念でたまらないよね。
今まで、こんなに理解がない親だなんて思わなかった。それに、誰とつき合おうが、自分の勝手だ。私が、楽しくて、幸せなのに、それを邪魔しようとするって、いったいどういうつもりなんだろう?
自分で解決!のヒント
ピンチ脱出のためのアドバイス
君には、親の考えていることが理解しにくい。でも、一つ確かなことがあるよ。
それは、親が君を不幸にしようとしたり、困らせようとしたりはしていないってこと。むしろ、逆なんだ。君の親は、君が悲しい目に合ったり、苦しんだりするところを見たいとは思っていない。それは、しっかりと理解してほしい。
だから、君がそういう目に合っていないことが理解できれば、パートナーのことにも、理解を示してくれるはず。
君は、親が何かを言いたくなる前に、自分が大切にされていること、そしてパートナーがいるおかげでいろいろなことを頑張れている、と伝える努力をするといい。
※第4回「仲良しの友達が私を取り合う…」もお楽しみに!
※この連載は、発売中の単行本「人間関係のピンチ!自分で解決マニュアル」(小学館)の内容を抜粋したものです。先生方も保護者の方も、ぜひご購読ください。