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【時短術】全国教師のリアルな時短アイディア

2019/10/28

自分なりの仕事の効率化や時短の方法を、全国の先生たちに聞きました。即マネしたい手軽なものから、意外なアイディアまで、全国の先生たちへのアンケートで集まったワザや工夫をご紹介します。先生たちが少しでも早く仕事を終わらせられる「時短術」。仕事効率化のヒントになればうれしいです。

時短ワザ 大公開

授業・教材研究

道徳の授業は学年でローテーションにする

「Aという教材を自分が担当した場合、Aの授業を1組でも、2組でも、3組でもやる。教材研究、資料作りの手間が3分の1になる」(千葉・男性教師)

教材研究はスマホを使って通勤電車の中で行う!

「指導書や教科書、ワークシートなどをスマホで事前に撮影しておき、通勤の電車の中で撮った写真を見ながら、授業の流れを考え、適宜スマホのメモ帳に打ち込んでいく。気になることや調べたいことは、そのままスマホの検索機能を使えばすぐに調べられるので便利」(東京・男性教師)

出品表・注文封筒

注文は、撮影して写真を業者に渡すだけ!

写真注文

「通常は子供名簿欄に出品内容や注文内容を控えるけれど、この作業は結構時間がかかる・・・。写真に収めて保存すれば間違いもなく確実。後日『頼んだものと違う』といった保護者からの問い合わせの際にもすぐ確認できる」(新潟・男性教師)

遠足などの写真の注文

スクール向け写真販売サイトから直接、保護者に購入してもらう

「保護者が直接写真を注文できるサイト『スナップスナップ』などを利用。注文を取ったり、集金の手間が省けて、時短とストレス軽減になった」(東京・女性教師)

学級通信作成

通勤電車の中で下書きを作成しておく

「通勤電車の中で、スマホのメモ帳に文書を作成しておく。パソコンにメールすれば、あとは学級通信のフォーマットに貼り付けるだけ」(大阪・男性教師)

学級通信 スマホで下書き

今どきの先生たちはスマホを活用!

文章の下書きはもちろん、「思いついたことや備忘録も、スマホにメモ。さらに文章やメール、PDF情報などはアプリの『Evernote』で管理」(兵庫・男性教師)。スマホ、パソコン、タブレットすべてで共有・更新できるのが便利なのだそうです。

学級通信は、2~3分の隙間時間メモ&1日で書けば、情報が新鮮なうちに手渡せる

「給食の準備中や配膳の間など2~3分のタイミングを小分けに使って書き留め、1日で集中して書く。放課後に読み返して管理職に提出し、翌日に発行できるようにしている。何日も過ぎたニュースより、できるだけ早く発行したほうが、保護者は注目し、子供との会話に役立ててくれる」(神奈川・女性教師)

保護者対応

どんなことも即報告、が結果的に時短になる!

「保護者からのトラブルの電話対応は、時間を費やしがち・・・。そのため、けんかをした、けがをしたetc. 小さくても気になることがあったときは、すぐに教師から先に保護者に電話をかけ、コミュニケーションを取ってトラブルになる前に防止する」(東京・女性教師)

トラブルが起こった場合、電話よりも面談したほうが長引かない

「問題が起きたときやクレームには一人で対処しない。必ず管理職の指示を受ける。その際、電話は基本的にアポを取る手段。面談や家庭訪問は気が重いが、電話よりも真意が通じる。電話ですまそうとすると、結果的に誤解が解消できず長引き、時間がかかることもある」(山形・男性教師)

通知表

小さな成長やほめたことを常にメモしておく

「1週5日間のうち、3日を学習面、2日を生活面と視点を決めて、『成長ノート』に記録。一人わずか1~2行だけれどメモし続けることで、通知表所見作成がスムーズに」(山口・男性教師)

「音楽の歌唱のテストの伴奏はCDを使い、子供が歌っている時によい点をメモ」(神奈川・女性教師)

提出物

5人グループをつくっておくと、ちょっとした場面で時短に!

「ノートやドリルにはグループ別に違う色の(1~5=赤、6~10=黄…) カラーシールを貼っておく。回収はグループ内の誰か一人にまとめてもらい、グループごとに持ってきてもらう。1グループ5人なので、回収したときに誰が提出していないかもすぐにわかる」(兵庫・男性教師) 

提出用ノート 目印
カラーシールで視覚的にわかりやすく!

プリントやテストなどは右上に出席番号を書く癖を子供につけさせる

「全員、統一して右上に書かせるのがコツ。番号は、1~10 はそのまま書く。11~20 は番号を○で囲む、21~30 は番号を□で囲む(◯や□で囲まず、番号を色分けしてもよい)。プリントを重ねても、ずらせば番号が見えるので確認がしやすい」(兵庫・男性教師)

プリントやテストには出席番号

宿題の提出日を分散すると負担がぐっと減る

「1週間分の宿題の提出日を月曜~金曜までの5日間に分散。30人学級なら、毎日6人を目安に行う。例えば月曜提出の子供は、1週間後の月曜までの7日間で、いかに計画的に宿題をこなすかを考えるため、子供の計画性を育む。教師にとっても毎日30人分の宿題を見るよりも、はるかに負担減」(東京・男性教師)

テストの丸つけ

全員分を2~3問ずつ同時に丸つけすると速い

「まずは問1~問3までを全員分、そのあとは問4~問6を全員分、という順で丸つけする。そうすると、いちいち模範解答を照らさなくてもよいため、時短になるうえに採点ミスも減る」(神奈川・女性教師)

早くできた子からその場で採点を始める

「『満点はその場で返却』というルールを伝えると、子供は早く満点の答案を持って帰りたいために、テストに対する集中力も高まって一石二鳥。もちろん間違ったところの見直しについてはしっかり指導。『見直しは3回。1回目はやり残しを、2回目は答え方を、3回目はもう1回確認。3回見直しすれば出してもよい』と、定着するまで話し続けることが大切」(山口・男性教師)

学級の仕事 etc.

子供ができることは、なるべく子供にやってもらう

「学級の班(グループ)を構成する子供たちに、『宿題を集める当番』『手紙を配る当番』『整理整頓を呼びかける当番』などの役割を与えて、子供同士で生活サイクルをつくる。子供の自主性も育つ」(東京・男性教師)

「配付物は子供と一緒に数えて、配る。配付物ボックスの前に座り込む時間が大幅に減った」(山口・男性教師)

子供たちは先生のお手伝いが好き!

子供は先生のお手伝いが好き

「先生のお手伝いしてくれる人」を募集して、提出物を集めてもらったり、子供と一緒に掲示や雑用をすませるだけでも、時短になるとの声が多数ありました! 子供の自立にもつながって一石二鳥ですね。

★その他、「ナルホド!」な時短テク

「パソコンの研修フォルダは、20181010◯◯Tと、日付と◯◯部分に発信された先生や機関名を入れると、検索しやすい」(兵庫・男性教師)

「胸ポケットに、赤ペン、3色ボールペン、メモ帳を常に入れておく。すぐに丸つけやコメント、メモができる」(兵庫・男性教師)

「放課後は立ったまま仕事をする。どんな内容の仕事もサクサク進む」(埼玉・男性教師)

「写真は同じシーンでも、必ず一度に3種類撮る。

  1. 子供一人だけが写っている写真→年賀状などに。
  2. 子供の活動がわかる引きの写真→学校サイト。
  3. 取り組みがわかる写真→教材研究に。

こうすることで、最適な写真を探す時間が削減できる」(兵庫・男性教師)


構成/藤木広子 イラスト/terumi

『小三教育技術』2018年10月号より

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