四則演算で算数力と対話力をアップ! <ダウンロードOKワークシート>福山憲市の時短学習のススメ⑬

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元山口県公立小学校教諭

福山憲市
〈ワーク連載〉
驚くほど力が付く!
福山憲市の時短学習のススメ

今回は、算数の四則演算のプリントを通して、算数力、対話力を高めます。並んだ4つの数字の間に+、-、×、÷という四則演算の記号を入れて、計算式の答えが10になるようにします。友達と相談して解くようにすると、計算力に加え、対話力も高まります。子供たちは楽しみながら、算数力や対話力を伸ばしていきます。

福山憲市

執筆・イラスト/福山憲市
元山口県教員、響師・響志の会主宰、教師歴38年。学び集団ふくの会・ミスを活かす子供たちを育てる研究会主宰。『作文指導のネタ事典』『自主学習システム&ノート作成法』(明治図書出版)など著書多数。

四則演算を確認し、対話を楽しむ

4月には、「テンパズル」を子供たちに提示しています。

例えば、「1□2□3□4=」。この□の中に「+-×÷」のどれかを入れて、答えを10にするのです。これは簡単です。すべて「+」を入れると10が完成します。

このテンパズルを3問、帰りの時間に提示します。もちろん、友達と相談してよく、制限時間はあります。3分間です。3問中1問でも解ければ合格です。

友達と対話することで、4月スタート期に、人とのつながりが自然と深くなっていきます。学級づくりにも、このテンパズルが役に立つのです。

このテンパズルは、帰りの時間だけではなく、「学級掲示」にも活用しています。掲示しておくと、自然と対話しながら四則演算を楽しむようになります。

さらに、ときどき、「ザ・宿題くん」プリントの中にも、このテンパズルを盛り込みます。すると、家族の対話が自然と生まれます。

先生、お姉ちゃんが教えてくれました。

先生、家族で悩んで、いろんな方法を試してみました。

こんな話を多くの子供たちが伝えてくれます。

そんな話を聞いたら、しっかりと「挑戦してくれて、ありがとう。家族のみんなに、ありがとうって伝えておいてね」と言います。4月スタート期に、自然と子供たちとの心の距離が近くなっていきます。

お試しを。

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構成/浅原孝子 

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