教室が笑顔になる1月のラッキーアイテム「巨大マックス消しゴム」
子供たちが夢中になる、消しゴムを使った「消しピン」遊び。今月ご紹介するラッキーアイテムは、子供たちとの対戦で強力な武器となる「巨大マックス消しゴム」。残り少ない学級での時間をクラス全員で楽しめるレクリエーションは、この時期におススメです。
目次
1月のラッキーアイテム
「巨大マックス消しゴム」
指で消しゴムをはじいて、相手の消しゴムを机から落とす遊び「消しピン」。誰もが一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。私は、年賀状を消しゴムハンコで作成することがあります。それを活用した、年賀状サイズの巨大消しゴムが「巨大マックス消しゴム」です。
作り方は、年賀状用の消しゴムハンコに絵を描き、彫刻刀で彫ります。参考にしたい画像を印刷し、裏を鉛筆で黒く塗り、カーボン紙のようにして写すと上手に描けます。
Point1 大きいは正義! 羨望のまなざしが集まる
休み時間、どこかしらで始まっている消しピン大会。これまで私も、「先生も一緒にやろ―」と、何度も声を掛けてもらいました。嬉しいことですね。しかし、子供たちの中にはスナイパーのような腕前を誇る”消しピンの強者”がいます。何度も敗北した経験があります。
どうにか大人の威厳を保てないかと考えたのがこの「巨大マックス消しゴム」です。とにかく、デカい! 重い! 滑らない! の特性から、負け知らずです(笑)。子供たちは協力し、すぐに教師vs子供たちの構図となり、あの手この手で教師を倒そうと大盛り上がりです。
▼巨大マックス消しゴムを使った「消しピン」遊び
Point2 大開催! 消しゴム落とし大会
お楽しみ会の企画として「消しピン大会」を開催するのはどうでしょうか。元々は、年賀状用に作っていた消しゴムハンコを消しピンに転用したものなので、お決まりのフレーズは次の通り。
先生に勝った人にはハンコを好きな場所に押してあげます。全員でかかってきなさい!
このように宣言すると、大盛り上がり間違いなしです。いつの時代も子供たちは「遊びの天才」です。想像力を膨らませたり、工夫をしたりしながら遊ぶ姿にはいつも感心させられます。中には行きすぎた遊び方も出てくることがあるので、子供たちの自由な発想を大切にしつつ、教師としては制限やブレーキをかけながら見守ってあげたいものですね。
八神進祐(やがみしんすけ)●1988年、愛知県生まれ。愛知教育大学卒業。教育サークルMOVE代表。子供たちの“ありのまま”を大切にした教育実践に取り組んでいる。
著書「今すぐ真似したくなる教室のひみつ道具図鑑」、教育論文入賞多数、第5回・第7回「全国授業の鉄人コンクール」優秀賞、フォレスタネットグランプリ初代MVP。
YouTubeでは小学館「みんなの教育技術」より、授業力アップ動画を、Twitterでは「だいじょーぶ先生」(@teacher16694123)としてアイデア溢れる教育実践を発信中。