教室が笑顔になる12月のラッキーアイテム「人権かるた」
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世界では、12月10日を「人権デー」と定め、日本では12月4日~10日は人権週間としています。多くの小・中学校で人権集会などが開かれるのではないでしょうか。しかし、子供たちにとって“人権”を理解するのは難しいことです。この「人権かるた」は、遊びを通して人権意識を育むことができる有効アイテムです。“子どもの権利条約”と関連させて使用するのもおススメです。
目次
12月のラッキーアイテム
「人権かるた」
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Point1 人権週間に取り組むと効果大
12月に各小・中学校で行われる人権集会では、校長先生や人権担当の先生がお話をしてくださることが多いと思います。その週には人権に関する取組として「人権標語」などを作成する学校もあるのではないでしょうか。それらの作品を「かるた」にします。
画用紙や厚紙でも作成できますが、白地のかるたカードを用意できれば、より丈夫なものとなるのでおススメです。写真のように、読み札には人権に関する標語、取り札にはそれを絵にしたイラストを描きます。遊び方は「いろはかるた」と同じです。
自分の考えた言葉や仲間の作った標語だからこそ、意義深い取り組みとなるでしょう。自分たちで考えたものでなくても、インターネットで「人権標語」「いじめ標語」などと検索すれば、多くの標語がヒットしますので、それらを参考にしてもよいですね。
▼オリジナルの人権かるた
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Point2 クラスで流行る! いじめ防止の合言葉
この「人権かるた」は、子どもたちの人権意識を育む価値のあるアイテムです。標語がクラスの合言葉となり、いじめを許さぬ学級の雰囲気が醸成されます。ぜひ試してみてください。
月に一度、空き時間を利用して“かるた大会”を開いてはいかがでしょうか。優秀な成績を収めるには読み札を覚えなければなりません。遊びに徹しますが、大丈夫です。標語を何度も口にしたり、見たりする中で、自然と人権意識が育まれ、心に宿っていくことでしょう。
SDGsを始めとして、人権とは世界的なテーマの一つです。ここ数年、人権意識は非常に高まっていて、その中で最も間題となるのが差別と言えるでしょう。男女間差別、人種間差別、貧困による差別もあります。誰もが幸せに生きていける社会を築くためには、子供たちと共に私たち大人も意識や行動をアップデートしていく必要がありますね。
![八神進祐先生](https://kyoiku.sho.jp/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2752-300x265-1-300x295.jpg)
八神進祐(やがみしんすけ)●1988年、愛知県生まれ。愛知教育大学卒業。教育サークルMOVE代表。子供たちの“ありのまま”を大切にした教育実践に取り組んでいる。
著書「今すぐ真似したくなる教室のひみつ道具図鑑」、教育論文入賞多数、第5回・第7回「全国授業の鉄人コンクール」優秀賞、フォレスタネットグランプリ初代MVP。
YouTubeでは小学館「みんなの教育技術」より、授業力アップ動画を、Twitterでは「だいじょーぶ先生」(@teacher16694123)としてアイデア溢れる教育実践を発信中。