【相談募集中】教務と担任の掛け持ちがいつまで続くかと思うと、つらい

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教育アドバイザー

多賀一郎

教務主任になった初年度から担任と掛け持ちをしている女性教諭から「みん教相談室」に相談が届きました。いつまでたっても代わりの講師が入らず、心身が悲鳴を上げているそうです。この状況に教育アドバイザー・多賀一郎先生が回答した内容を、こちらでシェアします。

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Q. 教務と担任の掛け持ちで、心身がすり切れています

昨年度から主幹教諭となり、教務主任になりましたが、お休みされる先生の代わりに新年度始まってすぐ、担任を受け持つことに。初めての教務の仕事と担任の仕事を掛け持ちですることになり、ここさえ乗り切れば教務に専念できるとふんばった3月を終え、4月始まってすぐに、また別のお休みをされる先生の代わりに担任に入ることになり、教務と担任の掛け持ちに。

いつまで待っても代わりの講師の先生は派遣されず、掛け持ちであろうと保護者からの要望は容赦なく、身も心もすり切れていくのを感じています。こんな形がいつまで続くのか、つらいです。(くろ先生・40代女性)

A. 心と体がパンクする前に、周囲に弱音を吐いて現状を訴えましょう

それは大変です。心身ともにすり減っていくような感じはよく分かります。実は、日本中で同じようなことが起こっています。原因は、代わりの先生がいないことです。いないんです、講師の先生が。これからも見つかることは望み薄でしょう。

また、担任に対する保護者の要求はきついですよね。「あの先生は教務主任も兼ねているから、大変なんだ。」などとは、思ってくれません。保護者の要求は、他の担任に対するのと同じように、いや、くろ先生の年齢的に言うと、それ以上になるかも知れません。

では、どうするのか。

まずは、緊急事態だということを自覚しましょう。そのまま頑張り続けたら、精神的にも肉体的にもよほどタフな方でない限り、心や体がパンクしかねないと思われます。ともかく、弱音を吐きましょう。管理職に対しても、同僚に対しても、「こんなに大変なんです。もう持たないかも知れません。」と、窮状を訴えましょう。

そして、仕事を他の人たちに少しずつ割り振って、やってもらいましょう。「無理です。きついです。」と弱音を吐く教師に対して「いやいや。やってもらうしかない。」とか「もう少し頑張りなさい。」とか言う管理職であれば、無責任で信頼に値しません。そのような方々にご自分の人生をゆだねなくていいのです。

弱音を吐いて、「助けてください。」と言うのです。つまらないプライドは捨てて、自分の心と体を守ることを最優先で考えましょう。

次に、自分の仕事を全部細かく書いてみましょう。教務の仕事、担任としての仕事を細かく書き出して、それに優先順位を考えて、〇、□、△の印を付けていくのです。〇のことは、最優先です。□は、その次に頑張らないといけないこと。△は、とりあえず放っておいて後回しにするか、他の先生に頼んだりして、自分の仕事から外してしまいましょう。

「全部をちゃんとやらなければならない。」という思いは捨てましょう。だって、心身が悲鳴を上げかけているのですから。

こんなふうに訴えられるうちは、まだ大丈夫です。しかし、今の状態がそのまま続いていくと、感情が摩耗して鈍感になり、自分でも気づかないうちに鬱になることも多いのです。

すぐに、行動を起こしましょう。ともかく、弱音を吐きまくって、助けを求めることが大切だと思います。

みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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