小2算数「1000より大きい数をしらべよう」指導アイデア(1/11時)《ペットボトルキャップの数を数える》
執筆/神奈川県公立小学校主幹教諭・純岡尚史
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、島根県立大学教授・齊藤一弥
目次
本時のねらいと評価規準(本時1・2/11時)
ねらい
ペットボトルキャップの数を数える活動を通して、数のまとまりに着目し、10000未満の数の数え方と命数法、記数法、4位数の位取りのしくみを理解する。
評価規準
数のまとまりに着目し、10000未満の数の数え方と命数法、記数法、4位数の位取りのしくみを理解する。
もんだい
たかしさんの学校では、ペットボトルキャップをあつめています。ペットボトルキャップ800こで、ワクチン1人分にかえることができます。
(45リットルの容器いっぱいのペットボトルキャップを見せ、数えたいという目的意識をもたせる)
いくつぐらいあると思いますか。また、どうしてそう思ったのですか。
800個ぐらいだと思います。容器いっぱいだから。
片手いっぱいで10個ぐらい。だから、500個ぐらい。
見えるところだけでも、100個はありそうだから、もっとあると思う。
いくつあるのか、みんなで数えてみたい。
どうしたら、正しく数えられそうですか。
学習のねらい
数が正しいかを一目で正確にわかるように、グループで工夫して数えましょう。
見通し
10や100のまとまりをつくると数えやすいよ。
列にそろえて並べると、最後に数えるだけで分かるよ。
自力解決の様子
A つまずいている子
一つずつ数えている。
B 素朴に解いている子
10とは関係ないまとまりや、10のまとまりだけをつくって、数えている。
C ねらい通りに解いている子
10のまとまりと、100のまとまりをつくって数えている。
学び合いの計画
子供は、これまでに1000までの数について10や100のまとまりをつくりながら数える活動を通して、数の読み方や書き方を学習しています。
イラスト/横井智美
『教育技術 小一小二』2021年12/1月号より