小3外国語活動Unit5「What do you like?」指導アイデア

「外国語活動」授業において、さらに子供たちが楽しみながら外国語に慣れ親しむ活動を考えたいところです。小三のActivityとその他の活動をビジュアル豊かに紹介します。

執筆/沖縄県公立小学校教諭・平良 優
監修/文部科学省視学官・直山木綿子

教材/『Let’s Try! 1』

小3外国語活動Unit5「What do you like?」指導アイデア

Unit 5 What do you like? 単元計画(全4時間)主な活動

第1時

すきなものを伝えよう! バリエ1

②Letʼs Play おはじきゲーム

③Letʼs Chant:What do you like?(①色編②果物編)

④ペアで尋ね合おう。

第2時

Letʼs Chant:What do you like?(①色編②果物編)

Letʼs Chant:What do you like?(③食べ物編)

③Letʼs Listen バリエ2

・それぞれの登場人物が好きな色を選んで線を結ぶ。

④Letʼs Watch and Think
映像を見て、登場人物の好きなことを□に書こう。

⑤ペアで尋ね合おう。

第3時

Letʼs Chant:What do you like?(③食べ物編)

②Activity 1
友達の好きなものを予想して尋ねよう。

③Letʼs Chant:What do you like?(オリジナル編) バリエ3

④グループで尋ね合おう。

第4時

①Letʼs Chant:What do you like?(オリジナル編)

②Activity 2
学級の好きなことランキングをつくろう。 バリエ4

バリエ1

第1時 すきなものを伝えよう!

活動の流れ

  1. 誌面18~19ページのパノラマイラストを見て、英語で言えるものを確認していく。
  2. 一つ一つのイラストについて、“I like apples. Do you like apples?” のようにやり取りをしながら、確認していく。

ポイント

活動を通して、日本語と英語の音声の違いに気付かせていきます。また、SukiyakiSumouなどの新たなイラストを加え、日本語がそのまま外国でも使われていることに気付かせることもできます。

小3外国語活動Unit5「What do you like?」指導アイデア

バリエ2

第2時  Let’s Listen

小3外国語活動Unit5「What do you like?」指導アイデア

活動の流れ

  1. 誌面のスポーツや果物について、教師が子供たちとやり取りをする。
  2. 各登場人物が好きなスポーツと食べ物を予想する。
  3. 音声を聞き、線で結ぶ。

ポイント

授業づくりで特に意識すべきことは「言語活動」です。言語活動とは、実際に英語を用いて互いの考えや気持ちを伝え合う活動のことです。

そこで、誌面のイラストについて、教師が子供たちに“What sport do you like?” “What food do you like?” と尋ねたり、登場人物の好きなスポーツや果物を予想させたりします。そうすることで、自分と登場人物の好みを比べながら音声を聞くという必然性をもたせることができます。

バリエ3

第3時 Let’s Chant: What do you like?

活動の流れ

  1. 「音声あり」「字幕なし」の設定で、音声を数回聞かせる。慣れてきたら音声に合わせて一緒に言う。
  2. 慣れてきた段階で、「字幕あり」に設定し、自然と文字に慣れ親しませる。
  3. 「音声なし」に設定し、学級オリジナルのチャンツに挑戦する。

ポイント

本チャンツを「音声なし」に設定し、「学級オリジナルのチャンツをつくる」活動を行います。

子供たちに、「どんなことについて尋ねたいか?」と問いかけ、カテゴリーを決めます。キャラクター、芸能人、テレビ番組など、いろいろな意見が上がります。それらを用いて、学級オリジナルのチャンツに挑戦します。

バリエ4 

第4時  Activity 2

活動の流れ

  1. 「学級の好きなことランキングをつくろう」という活動の目的と内容を確認する。
  2. インタビューするカテゴリーを決める。
  3. 「学級の好きなことランキング」を予想する。
  4. インタビューをする。
  5. 「学級の好きなことランキング」を確認する。

ポイント

単元に設定された表現を用いてやり取りをする際に大切なことは、「相手のことをよく知るために」や、「クラスの好きなもの・ことランキングを知るために」というように、コミュニケーションを行う目的を設定することです。そうすることで、やり取りをする必然性が生まれます。

やり取りをする必然性をさらに高めるために、インタビューをする前に「学級の好きなことランキング」を予想させるという工夫も考えられます。

構成/浅原孝子 イラスト/荻野琴美(オーデザインチャンネルズ)

『教育技術 小三小四』2021年10/11号より

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