【相談募集中】休職中の学びの場を知りたい

特集
先生のための個別相談サービス【みん教相談室】相談&回答一覧

教育アドバイザー

多賀一郎

現在休職中の先生から、「何を依頼されても対応できるような力をつけておきたい。そのための学びの場を知りたい」という依頼が、「みん教相談室」に届きました。ここでは、教育アドバイザー 多賀一郎 先生からの回答をお届けします。

イラストAC

Q.休職中の学びの場を知りたい

休職中の学びの場を知りたいです。以前、こちらで、「臨時的任用教員、次年度更新しない旨を告げられました」というご相談をして回答いただきました。励ましのお言葉を頂戴し、恐縮でした。

今、やはり、仕事を探しておりますが、どうしても、教育系の仕事を探してしまう自分がいます。所属自治体の時間給での講師登録は、もしかしたら勤務評定が回っていて、できないかなと恐る恐る申請したら、合格の通知が来ました。でも、もう少し勉強してからでないと、いけないような気がしています。応募しようと思えばできるのですが、経験したことも限られていますので。

もし、未経験の家庭科、図工専科(3年生以上)などの案件を依頼されたら、対応できるようにしておきたいなど、どこから何を依頼されても対応できるように力をつけておきたいと思うのです。

このために、今、空白の時間に、少しでも効率よく、現場に出た時に、使える人間になっておけるようにと願っています。そのための、勉強する場所(経済的にひっ迫するのでなるべく無料で、またオンラインで顔出しなしでOKのものだとなおありがたいですが、無料には拘りません)というものは、ないでしょうか。 正規を休職しているわけではなく、臨時的任用教員として任用が切れている、というだけの身分なのですが、私のようなものも参加してもいい勉強会があれば、ご教示くだされば幸いです。無理な依頼かもしれませんが、よろしくお願いいたします。(茉莉先生・40代女性)

A.すべての教科について準備する必要はありません教師の仕事は基礎基本があってこそです

実際に動き出すまでは、全てのことが不安に感じられてしまうものです。不安なお気持ち、何でも準備したいというお気持ちはよく分かります。

しかし、「どこから何を依頼されても対応できるようにしておく」ことは、どなたであっても、無理なことだと思います。

特に、家庭科や図工のような特殊な教科については、始めてみないと分からないことが山積みです。それらを一つひとつ事前に準備しておくなどということは、考えない方が良いと思います。

さらに、オンラインで家庭科や図工についての講座があったとしても、それは、専門にその教科を極めようとしている方々のもので、初めての方が参加して基本的な学びができるものではありません。

教師の仕事は基礎基本が大切です。基礎基本のことを学んでおくことで、現場に出たときに応用が利くものだと考えましょう。

現場で今必要なのは、ICTについての技術です。これについては、使い方も含めて準備しておくと良いでしょう。タブレットを使っての指導に、少しでも触れておく必要はあると思います。

今は、毎月のようにICT関連のオンライン講座がアップされていますので、検索サイト等で確認してみてください。

ちなみに、僕はフェイスブック内で「若手のための小部屋」というグループを運営しています。教職について10年以内の先生方に向けて、毎週30分ずつ基礎基本の講座をオンラインでしています。もちろん無料です。ここでは、現在休職中の方も、しばらく教職を離れて復帰するのに不安な方もいらっしゃいますよ。

もしもご希望ならば、僕にフェイスブックでコメントをつけて友達申請をしてください。「若手のための小部屋」に招待します。顔出しも無理強いはしていません。質問も受け付けています。よろしければ、ご参加ください。


みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

学校の先生に役立つ情報を毎日配信中!

クリックして最新記事をチェック!
特集
先生のための個別相談サービス【みん教相談室】相談&回答一覧

教師の働き方の記事一覧

雑誌『教育技術』各誌は刊行終了しました