学級経営に生かす自然教室、修学旅行
子供たちの人間関係を広げ、さまざまな力を育てられるような自然教室や修学旅行にするポイントを紹介します。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・青木洋俊

目次
事前の指導で目的意識を高める
5年生の自然教室や6年生の修学旅行などの集団宿泊的行事と学級活動との関連を図ることで、一人一人が目的意識を持てるようにすることが大切です。
学級活動(2)イ「よりよい人間関係の形成」板書例

人間関係を広げるグルーピング
集団宿泊的行事におけるグループは、多岐にわたります。

そこでは、人間関係を広げる視点で学級や学年の友達とかかわりを広げられるように配慮することが大切です。
例えば、平素と異なるかかわりが生じる部屋グループを最初に決めた上で、「同じ人と一緒にならない」という条件で行動グループなどを順に決めていきます。比較的親しい友達と部屋グループを一緒にし、行動グループをそれとは違う友達と一緒にするようにすれば、友達とのかかわりを広げるチャンスとなります。多様なグループを決めることをあらかじめ伝えるとともに、制限時間を設定してグループづくりをしていくと、比較的スムーズに決められます。