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子供の意欲を高める通知表の渡し方

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通知表関連記事まとめ:所見の書き方から「出さない」選択まで
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ワクワクした気持ちを大切に! 通知表を渡すとき、子供たちが次への意欲を高めることができるように渡し方を工夫しましょう。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・江原和宏

「がんばってよかった、次もがんばるぞ」という思いを育てる

通知表を作成するときには、その子の努力や伸びた力、よさについて、ていねいに所見に表すことが大切です。そうするためには、教師が日頃から一人ひとりをきめ細かく見つめたうえで、評価を積み重ねておくことが欠かせません。

通知表が完成するまでには、大変多くの時間がかかります。ですが、この時間は、教師にとって子供の成長を見つめ直す大切な時間でもあります。一人ひとりに通知表を渡す日のことを考え、努力してきたことを価値付け、さらなる成長を促すような所見にしていきましょう。担任の子供たちへの思いが込められた通知表は、次の学期に向けた意欲をさらに高めることにつながります。

努力していたことをほめる「言葉がけ」

通知表を渡すときには、どのような言葉をかけて渡すとよいのでしょうか。子供ががんばったことを認め、さらに成長するためには何が必要なのかを考えるきっかけになるような言葉をかけることが必要です。

とくに大切にしたいことは、具体的な場面やエピソードを添えて「何をがんばって、何が伸びたのか」といった、努力の過程をほめることです。そうは言っても、思うような成績に至らなかった子供もいると思います。そのようなときにも、課題だけを伝えるのではなく、がんばっていたことや夏休みにがんばるとよいことを伝えるようにします。

通知表を渡すときには、時間に限りがあります。短い時間で伝えきれない場合は、「がんばったねカード」に事前にまとめておき、それを渡しながら言葉がけをするのもよいでしょう。成長したことがより伝わるような工夫を取り入れましょう。

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