小4国語「お礼の気持ちを伝えよう」板書の技術

今回の教材は、「お礼の気持ちを伝えよう」です。小4の板書は、子供の思考過程を整理していきます。多様な板書を意識しましょう。
監修/元京都女子大学教授・同附属小学校校長・吉永幸司
執筆/埼玉県春日部市立立野小学校教諭・並木知子(せせらぎの会)
単元名 気持ちが伝わる手紙を書こう
教材名 「お礼の気持ちを伝えよう」(光村図書 4年)
目次
単元の計画(全6時間)
第一次 学習の見通しをもつ(1時間)
1 誰に、何のお礼を伝えるのかを決め、学習計画を立てる。
第二次 お礼の気持ちを伝える手紙を書く(4時間)
2「手紙の型」を知り、書き方を考える。
3 手紙の下書きをし、推敲する。
4 手紙を清書し、読み返す。
5 封筒にあて先を書く。
第三次 学習の振り返りをする(1時間)
6 手紙で気持ちを伝えることのよさについて話し合う。
板書の基本
〇「書くこと」の基本となることを正しく理解させる板書
手紙には、書き方の約束があります。約束としての大事な内容を理解させるために短冊カードを用意し、板書計画に合わせてそのカードを利用します。また、手紙の全体のイメージをはっきりさせるために、教材文の拡大シートを黒板に貼って活用します。
〇学習目的を実現するための工夫をした板書
めあてに到達するために、板書の仕方を工夫します。子供の発言を大事にしながら、次のような工夫をします。
①イメージをはっきりさせるためにモデル(例文)を黒板に提示し、子供が考えるための共通の拠り所とする。
②モデル(例文)を基に考えた子供の発言を整理して板書する。その際、板書を見て、子供自身が学習内容を振り返れるようなまとめ方をする。
③手紙を書くときの手引きとなるように工夫した板書にする。