【小三小四】年度はじめ 一人ひとりのめあての決め方
新しい学年になり、子供たちも「○○をがんばりたい」「○○が楽しみだな」という思いをもって、学校に登校してきます。子供たちの意欲を大切にし、これからの一年間がより充実したものになるように、年度のはじめに、一人ひとりのめあてを決める活動を行いましょう。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・石川まゆみ

目次
具体的なイメージをもって
子供たちが自分のがんばりたいことについて、より具体的なイメージとしてもつことができるようにすること、またその達成に向けたプロセスを考えられるようにしていくことが、めあてに向けた実践につながっていきます。
そのために、学級活動の内容(3)「一人一人のキャリア形成と自己実現」の活動を通して、現在将来に希望や目標をもって、生きる意欲や態度を形成していきます。
また校内で作成している「キャリアパスポート」と関連させて、取り組むことも大切です。そのためにも学校や学年の教師と相談をして、取り組みが積み重なっていくような意図的・計画的な工夫が必要です。
ぜひ、今回決めた一人ひとりのめあてが、「キャリアパスポート」にも反映できるようにしていきましょう。
学級活動(3)の学習から
学級活動(3)は、子供たちに共通した問題の中から、一人ひとりが自分の生活や学習のめあてを決め、実践していこうとする学習過程です。
年度のはじめなので、学年に応じて、学期、年間という少し長い期間を見据えて、めあてを決めていくことができるようにすることが必要です。
まずは学習や学校行事について、子供たちがより具体的なイメージをもつことができるような提示をするために、学校で作成している年間指導計画を基に、映像や写真などの準備をしておきます。