子供たちのやる気を育てる学級経営4つのポイント
互いによさや違いを認め合える人間関係を築きながら、子供たちのやる気を育てるための4つのポイントを解説します。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・東奈奈子

目次
人間関係づくりが学級経営の充実につながる
学級は、さまざまな個性や能力をもった子供たちの集まりです。子供は、自分を温かく受け入れてくれる教師がいることに安心感をもちます。教師が、常に児童理解に努め、共感的に理解することが大切です。温かい言葉がけを意識しましょう。
さらに、話合い活動、集会活動、係活動など、さまざまな活動を通して、子供たちは自分も期待されている仕事がある、必要とされている、学級にとって自分は大切な存在であることに気付きます。そうすることで、学級への帰属意識を高め互いによさや違いを認め合える人間関係を築くことができるのです。

子供たちのやる気を育てるための4つのポイント
1 教師も一緒に楽しむ
教師も学級集団の一員です。教師の楽しそうな笑顔を見ていると、子供たちもうれしい気持ちになります。反対に、怖い顔をしていたり、話合いの途中に「ちゃんと言いなさい」「それは、違うでしょ」などと言うと、子供たちがどんどん委縮して、暗い顔になってしまいます。教師自身が、子供たちと一緒に学級活動を楽しむことが大切です。子供目線で、子供と同じ気持ちになることがポイント。子供たちと先生が一緒に楽しめば、何倍も楽しさが増し、やる気もアップします。
