最後の3か月! 「三学期のめあてカード」ラストスパート!
学年最後の学期です。次学年に向けて、子供一人一人のさらなる成長を促せるよう指導をしていきましょう。「めあてカード」を使って、具体的かつ意味のあるめあての書き方と指導法を紹介します。
執筆/東京都公立小学校教諭・桐川瞳

目次
意味のある「めあて」にするために
一、二学期と駆け抜けてきた今年度があと3か月で終わります。冬休みを終え、登校してきた子供たちに「三学期のめあてを書きましょう」と、指示を出す先生も多いはずです。
ここで大切なのは、意味のあるめあてになっているか、ということです。自分をふり返り、課題を見付けて、改善していかなければなりません。
先生の声かけや準備次第で、子供たち一人ひとりが具体的で、意味のあるめあてを考えることができます。
まずは先生の準備が大切!
三学期のめあてを書かせる活動を行う前に、準備しておくものがあります。それは、一、二学期のめあてカードです。各学期のふり返りカードもあるとよいですね。
子供たちは「めあてを書きましょう」とただ指示をされても、深く考えずにめあてを決めてしまいます。そこで、これまで積み重ねたものを配付し、自分の姿をふり返ることができるようにするのです。活動前に先生も目を通しておくことで、個人に向けたアドバイスをすることができます。